私はこれまで光学ピックアップの汚れというのをいい加減に考えていて、だもんだから、PlayStation 2の読み込みに不良が出たときも、経年による劣化かと思ってそのまま放置していました。最初に読み込み不良が起こったのは、ナムコの名作格ゲー『ソウルキャリバー II』で、このときもディスク固有の癖とかそんなのかと思っていました。
けれど、気付いたらこうした読み取り障碍というのが頻繁に起こるようになってきて、例えばそれはDVDビデオを見ているときもそうで、『フルハウス』でも起きて、それどころか、DVDレコーダーで作成したものなどは最初から認識しません。
私のPS2は初期型だから、モーターだかサーボだかがへたってきたんだろうなと思っていました。
けれど、その認識は大きな間違いでありました。
ことのはじめは『カルドセプト・セカンド・エキスパンション』を遊んでいたときのことで、ストーリーモードのマップ選択画面で突然BGMが途切れたり、あるいはほこらでメドロス様を呼び出したときの待ち時間が尋常じゃなくなったとか、多分、じゃじゃじゃーんっていう効果音の用意が追いつかないんでしょうね。とにかくプレイに支障が出るは、精神衛生に悪いはで、なんとか対処しないといかんと思ったのです。
PS2の修理っていくらくらいかかるんだろうとの疑問を解消すべく、Googleにて検索してみました。そうしたら、私の持っているのと同じ初期型SCPH-10000の修理風景を公開しているページを発見。興奮しつつ読み進めた私は、重要な説明を見つけるにいたりました。
EVOは読み込みが悪いと相談された場合、必ず「レンズのクリーニングをしてみてください。」と言います。
読み込まないPS2の半分はレンズ汚れだからです。
この説明は、私には僥倖のように思われました。同サイトによれば、PS2の光デバイス交換は9,450円かかるのだそうです。ですが、うまくレンズのクリーニングをできれば、そうした大きな出費を避けることもできそうです。
そんなわけで、私は早速DVDレンズクリーナーを買ってきました。私の購入したものはmaxellの乾式/湿式ダブルパックで、ほこり汚れを除去した後、油膜汚れをやっつけようという腹でこいつに決めました。
maxellのダブルパックにしたのは、たまたまいった店にこれしかなかった(ほかのはmaxellの乾式とTDKのタイガースだけでした)からで、けれど乾式、湿式両方を買うつもりだった私にはうってつけでした。湿乾両用というからどういう構造になっているのかと思えば、ディスクが二枚入っていて、それぞれを用途に応じて使い分けよとのこと。盤面中ほどに小さなブラシがついている、シンプル構造であります。
それで結果はというと、良好です。これまで読めなかったディスクも読めるようになり、ゲーム中にストレスを感じるようなこともなくなっていい感じではないですか。
自分は機械運がいいほうだからついついメンテナンスをいい加減にしてしまうけれども、そういうのはいけないのだなと本当に思いました。これからは気をつけたいと思います。
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