私の地下迷宮ライフを語るうえで、決して外していけないものといえばそれはコピー用箋。深遠なる迷宮を一歩一歩少しずつ明らかにしていく作業 — 一般にマッピングと呼ばれるあの作業 — の友。人によればそれは方眼紙やグラフ用紙なのでしょうが、私にとってはコピー用箋で決まり。さまざまな用紙を試した結果、PPC用原稿用紙にたどり着いたのであります。
なかでも私のお気に入りは、コクヨ製の7mm方眼。コピー用箋はその名のとおり、最後にコピー(PPC、静電複写機ってやつ)することを目的にしているので、その罫はコピーに写らない薄いブルーで引かれています。この、薄いブルーというのがいいのです。マッピング時に邪魔にならず、けれどしっかりと作業をサポートしてくれる憎いやつ。私は、今やこれがなければ地下迷宮には潜らないぞというくらいに気に入って、手もとには常に一冊ストックされているくらいです。
7mm方眼というのがいいのですよ。グラフ用紙とかだと1mm方眼なんかが一般的で、それはグラフを書くにはいいんですが、地下迷宮には細かすぎてちとうるさい。迷宮向きの方眼とは、大きな罫が引かれていて、その中は真っ白というやつです。コピー用箋が最高というのは、そういう理由からなのです。
コピー用箋には5mm方眼もあるのですが、私には5mmじゃちょっと小さすぎ、かといって1cmじゃ大きすぎるのですよね。そのあいだってないのかなあというと、それがちゃんとあるのだから世の中は素晴らしい! 7mmという大きすぎず小さすぎずの絶妙のバランスは、まさに私の迷宮ライフにうってつけ。このサイズに出会ったときには、マッピングの神様に心からの感謝を捧げたほどでした。
私の手もとにあるPPC用原稿用紙の品番はコヒ-117で、現行品は古紙中紙配合のコヒ-117Nであるようです。
この品番は大切です。忘れないようにしなければなりません。
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