私の迷宮ライフの友はコピー用箋だけではありません。そもそもマッピングというのは、紙があって筆記具があって、そして定規があるものなのです。いや、定規を使わないという人もいるかも知れませんが、ですが私には定規が必要で、私が現在愛用しているのはウチダドラフトの土地家屋用三角スケールです。
三角スケールとはなにかといいますと、三角の棒状になっている定規でありまして、各面両側にはそれぞれ縮尺の違う目盛りが入っています。本来は製図用の定規だそうで、建築や土木系の図面を扱うような事務所にいくと、でかいのから小さいのまで三角スケールが用意されていて、うわあ、プロの道具だ、という思いがします。
私が以前マッピングに使っていたのは、小学校の頃の半円型分度器でした。あれ、透明だから書かれた地図を見ながら線を加えることができて、間違いが少なくて便利だったのですね。小さいから取り回しも便利だし、ということで本当に愛用していました。
けれど、三角スケールを見つけてからはこちらに乗り換えてしまいました。なんでかといいますと、この三角スケール。三角とはいいますが、三角ではないのです。三角の各面がへこんでいて、だからスケールを置いたときの接地部分が非常に少なくなります。これが私にはよかったのでした。
私はマッピングにはシャープペンシルを使います。間違ったら消せるようにということからシャープペンシルなのですが、これ、接地面の大きい分度器を使っていたときには、結構こすって汚してしまっていました。分度器は本当に使いやすくてお気に入りだったのですが、この点だけはちょっと気になっていて、だから三角スケールを見つけたときに、なんてマッピングに便利そうな定規だろうと思ったのです。
三角スケールのいいところは、接地面積の小ささだけではありません。頂点のひとつが上に出っ張っているから、手に取りやすいんですね。私の使っているのは15センチと小さなものですから取り回しも楽ですし、それに軽い。本当にマッピングには重宝します。
けど、これ、本当はプロ向けツールなんですよね。なのに私はこのかたちだけをもって便利といっているのですから、メーカーが聞いたら泣きそうな話です。でも使いやすいんだからしょうがない。どうにも手放せないよい道具なのです。
参考
- 「種類が豊富な三角スケール」,『ウチダドラフト』
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