私はいうまでもなく駄目で駄目で駄目な人なのですが、それはもうこのゲームに関するエピソードをちょいと聞けば、その駄目さ加減もわかろうというものです。
『対局麻雀ネットでロン!』、PlayStation 2初のネット対局対応麻雀ゲームなのですが、私がこいつを買うと決めたのは、ひとえにキャラクターのためであります。小池定路さんの絵が大好きなんですよ。もう、好きで好きで好きで好きで、どうしようもないくらい好きです。好きな絵描きさんはって聞かれたら、誰をおいても小池定路だと答えましょう。それっくらい好きです。
で、秀逸なるキャラクターデザインにめろめろになって、急いでソフトを予約。ネット接続環境をISDNからADSLに変更し、それどころかPS2用HDDユニットまで買っちゃった。もう、ばっかでー、という話ですが、ここまですれば逆に後悔はないものなんですよ。
さらにいえば、オークションでのどうこうだとかいろいろあるんですが、まあその辺は割愛。なぜかうちにポスターが数本あるというのも割愛。まあ、なんといいますか、愛です。ひとえに純粋な愛なのですわ。
まあ、散々馬鹿なこといったところでちょっとまともなことをいうならば、このゲーム、やっぱり対戦が面白かったです。サーバに接続して人を相手に打つと、コンピュータを相手にしていたらわからないような剣呑さみたいのがあって、すごく面白かったんですね。残念ながら、『ネットでロン!』発売後ちょっとしたらネットワークRPGの大作が出て、そちらに人が移動したのか、だんだん参加者が減って、いつしか私もいかなくなって、今から考えるともっと遊んどけばよかったと思います。だって、全然遊びきれてないんですもん。もったいないことしてると思います。
このゲームはオフラインでも遊ぶことができまして、オフラインでは対局者の手牌が全部見えるという、前代未聞の透視対局ができるんですね。もちろん普通に打つんじゃありませんよ。上家にあがらせろとか、ツモあがりせよとか、対面に振り込めとか、そういう課題が決められているんです。
もちろん山牌も全部わかるので、課題達成に向けてゲームを掌握し、最高の展開を構成したらクリアです。けれど、勝ちようにも巧拙が出るようにちゃんと問題が作られているから、結構考える必要があって、だもんだから達成率100%でクリアしたときには嬉しいですよ。ええ、あれは麻雀の流れを理解するということにも有用で、しかも面白かった。さらには、魅力的なキャラクターが織りなす人間ドラマもあって、これもよかった。すごくよかった。私は涙腺のパッキンが壊れてるから、もうだーだー涙流してしまったもんなあ。それくらいよいお話だったのです。
最近は時間がなくてゲームもできないっていってますけど、麻雀半荘くらいならそれほどの時間もかからないから、また遊んでみようかなあ。けど、きっとメンツ集まらないから、CPUと対戦することになるから、それはちょっとつまらないなあ。
2003年9月時点では、『ネットでロン!』サーバはまだ稼働してたんですよね。もしまだ稼働してるようなら、ちょっと遊んでみようかなと思います。もし一人寂しくCPU相手にしてる人をみたら、誘ってやってください。きっと喜ぶと思います。
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