2012年9月9日日曜日

『まんがタイムきらら』2012年10月号

『まんがタイムきらら』2012年10月号、昨日の続きです。

『うちのざしきわらしが』、焼き大福、おいしそうです。しかし、これ、面白い。炭火焼大福もそうですけど、あのバーベキューを縦に食べて喉を突くとか、右に肉左に花火とか、ものわかってない子供の振舞いそのものって感じではあるんですが、あのわらの表情、雰囲気込みでやられるとやたら面白くて、もうたまらんです。花火の風景も同様。あの線香花火やら煙やら、こういうおかしさだけでももう充分にちゃんとしてるのに、学と大家さんの会話、ほんとすごくいい。あやうく、最終回!? 最後のページ確認してしまいましたよ。ほんと、最後の光とパンを分け合って食べてるシーンとか、もう最高でした。

『ハルカにめぐる!』、悪くなかったですよ。暑い日、海とかプールとかいきたいっていい出したのはいいんだけど、結局は庭でビニールプール。そこにいきつくまでの右往左往や、ふくらませるのに四苦八苦、プールの準備できてからもどたばたどたばたしてる。その様子、楽しそうで、ほのぼので、ちょっとセクシーで、よかったですよ。あの、ハルカがいなくなったと思ってめぐるが油断するとかね、こういうのんがいいなと思ったんです。なんでもないんだけど、ふたりのやりとりにおかしみがあってよろしいです。

スマイル・スタイル』は妹桜が百合の部屋にお泊まりだそうですよ。映画に誘おうとしてたみーちゃんの落胆がすごい! 片や百合に対する寮生の常識、これもすごい。いやしかし、桜をめぐる寄宿舎の状況、相部屋の相手が日替わりだとか先生までくるとか、見回りの先生もはめをはずすとか、はんぱじゃない! いやほんと、このへん基本になってますけど、どんなに重ねられても面白いですよ。寄宿生たちの寄宿舎話に参加できない百合、これは以前もちょっとありましたよね。そうか、桜はわかるんだよね。ほんと、あの柱の存在感。見事です。それと最後の中学生組。あのアグレッシブさ、そして寮長。最高です。

『プレフレ』、実にいい感じ。扉が持つものと持たざるものの対比になってるとか、いや、私はチーム無象ですから。しかし、椿姉と猫俣夏希、このふたりが有象で、メインの三人は皆無象なのか。なんか珍しいな。しかし、今回は夏希、この子が主役みたいな回でしたね。無象三人に胸を誇る。かと思えば、流れるプールの危険な体験談。それを地でいってみたり、しかもウォータースライダーで再発とか、この水着をめぐる椿とのやりとり、悔恨の一言、楓への独白、もうほんと面白かったです。しかし、椿、どえらい可愛いな。潜る椿、滑る椿、もう最高でした。

『ステルス×メイツ』は、単発ネタの連続、そんな感じなんですけど、面白いですよ。テンポがいい、ひとつひとつのネタもしっかりしてて面白い。毒草のPTAの水蜘蛛のももんがのと、このテンポ、質の高さ、非常によかったです。たまにはこういう単発ネタものも嬉しいものです。

My Private D☆V、眉毛ですね。濡れた女の子の「無防備さ」がポイントみたいですよ。ポエムあり、イラストあり。イラストも、実際大変に魅力的で、よく見ればうっすらと透けていて、それをさりげなくとどめているところ、それが実によかったと思います。実際、水に濡れた、そうしたシチュエーションは『リビどる』でもありましたね。なるほど、納得でした。

  • 『まんがタイムきらら』第10巻第10号(2012年10月号)

0 件のコメント: