2012年9月5日水曜日

『まんがタウン』2012年10月号

『まんがタウン』2012年10月号、発売されました。表紙は『新クレヨンしんちゃん』。しんのすけとひまわりが、秋の味覚、葡萄に柿に栗を手にしています。他には『SHIN_MEN』、『鎌倉ものがたり』、『少年アシベ』のカットがございます。

『ぼくの奥さん』、いい感じにキャロが懐いていて、いちごの差し入れ、パンの差し入れ、父母はいいんだけど、他の使用人は威嚇してという、なるほど、キャロのとっての仲間とそれ意外、区分があるのですな。犬の親子を見て、キャロの行動を振り返るルイ。キャロの優しさを知って、誉めて、どんどん仲良くなってますね。見ていてほのぼの、いい夫婦であります。

『思春機13号』、池尻エリクソンの新作ですね。地球に降る流れ星。その中には星以外のものも、って、ロボかよ! 山に落ちたのを見て、探しにいった少年が出会ったのは小さな女の子で、この子もロボかよ! 目がライトに、頭にはアンテナ、首も抜ける古典的ロボ少女といった感じです。この子の目的は、セイシュン回路にほとばしるパトスをインストールしてオトナになろうというんですね。しかし、この子、見た目は可愛いのにやたら過激で、手首から火炎放射、ヒャッハーとか、いちいち面白い、そんな漫画でした。可愛さを押し出してはいるけど、根っこには作者の持ち味、しっかりあって、それがよかったです。

『偽装男子』は、恭子メインのエピソードですね。って、違うよ。あの男たちだよ。恭子を恋のアドバイザーと慕う、あの清々しい男どもでありますね。どんどん酷くなる、そう思われた男ども。なんと今回は男子らしい格好に逆戻りして見せて、おおう、ちゃんとした人どころか、なんだかむしろかっこいいぞ。残念なことには違いないんだけど。でも、この格好じゃあやかに気付かれないんだ! 基本、興味を持たれていない。あわれな男たちの物語。見事な脇役たちであります。

『ケイくんとアヤメさんがルームシェア』、職場の後輩の結婚式に出席して、ダメージ受けてるアヤメさんですよ。自分はもう後がない。焦る気持ちを抑えられない。そんなアヤメさんが、ケイくんにあんなことやこんなことを!? とならないのがアヤメさんの良識ですね。しかし、ケイくんはすっかりアヤメさんに気持ちもっていかれちまってるようですね。彼氏がいないと知って安心する。なのにアヤメさんはというと、三本松に誉められて、なんだか微妙な感じだぞ。まんざらでもないのか? これはもしかしたら、ヒロインを巡って争う三本松とケイくんの物語になるのか? ああ! 莉理が蚊帳の外になってる!

  • 『まんがタウン』第13巻第10号(2012年10月号)

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