2012年9月17日月曜日

人は少しづつ変る

 最近練習しております。中山ラビの『人は少しづつ変る』。何年前になるのでしょうか、デアゴスティーニの分冊百科、『青春のうた Best Collection』、これをきっかけにして知った歌であります。最初は、特になにを思うこともなく聴いていたのですが、iPodでライブラリ全曲をシャッフルして聴いているうちに、なんだか記憶に残るようになって、うん、いい歌ですよね。ちょっと気怠い? 素朴な歌声で、けれど深みを持った歌唱によって伝えられる歌の世界。見事でしたね。人の心の移り変わっていく、その様がしみじみと感じられて、その叙情、素晴しいものがあります。

1974年の歌ですね。およそ40年前の歌。確かに時代を感じさせる、そういうところもあるのですが、聴いてみれば、ああこれは確かに時代を超えているな、そう感じさせるものがあるのです。季節が変わるように、家が古びるように、そして時代が変わっていくように、人の心も変わるのだっていうのですね。その例えられるもの、そして人の気持ちの移ろうこと、心に強く訴えて、いずれはこの歌を歌いたい。その気持ちから、今、稽古をするにいたったというわけです。

しかし、この歌、難しい。伴奏は、タブ譜を公開してくださってる方がいらっしゃったので、これを手本にしているんですが、この歌、ええと、4番まであるんですが、常にこの1番の伴奏で、同じメロディで歌えるわけじゃないんです。歌詞に応じてメロディがちょっと変わる。また、コードが変わっているところもあって、これはまいったなあ。楽譜がないから耳で覚えるしかない。音楽を鳴らしながら、それに合わせてギターを弾いて、歌って、とにかく口伝。録音で何度でも聞き返せるからずっと楽、そう考えて、何度も何度も聴いては歌っています。

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