2012年9月7日金曜日

『まんがタイム』2012年10月号

『まんがタイム』2012年10月号、発売されました。表紙、メインは『おとぼけ課長』が餅をついていて、なるほど十五夜でありますね。『らいか・デイズ』らいかはニンジン柄の浴衣にうさ耳つけてピョンと跳ね、そして『すいーとるーむ?』、『満開!Sister』からヒロインふたりが、うさぎコスチュームで登場です。

はこいり良品』、「お店の人に聞いてみよう」企画なるものがスタートして、なるほど、これは面白そうです。実際、この魚、どう料理したらいいの? みたいのは魚屋の大将に聞いたら教えてくれたりしたもので、なるほどそれをイベントとして開催するっていうのはいいアイデアと感じます。で、魚屋、我らが魚政はケン坊を前面に押し出して、なんとイケメンに改造する。って、的確だな、親父さん。見事にイケメンになって、マキの心が揺れてるっていうんですね。いや、この展開面白かったです。他に語られた、美容師さんのケース、そして古書店じーちゃんの即席オークション。なるほど見事。面白かったです。

『田園の教授』、いい感じに話が広がっていますね。田園市の町おこし、ゆるキャラたぞにゃんのグッズが次々出て、教授も助手島津さんもたぞにゃんプロジェクトのメンバーにされてしまう。というのですが、やっぱりふたりの仕事は史料の調査で、こういう真面目なところはいいですよ。しかし面白い。よそからきた男性に弱いというナナちゃん、喜多村奈々子が教授に熱烈アタックして、いろいろ問題あるっぽい女の子ですが、可愛いですよね、狙われたら困りますけど。しかし、そのナナちゃんのアタックにまったく気付かない教授、しびれます。ライバル視されてるのに気付いてなかった島津さんも! いやもう、学問一色なんでしょうね。いいふたりです。

『大家さんは思春期!』、いいですね。いやもう、チエちゃんの可愛さにやられてる、そればかりなんですけれど、前田さん、美人のお隣さん麗子さんと、可愛い大家さんチエちゃんに囲まれて、ほんと、夢のシチュエーションであります。しかし、この前田さん、平成生まれなんですか!? チエちゃん家は黒電話に白黒テレビ。時間は貰いものの新聞読んでつぶすっていうんですね。しっかりものの、ないしは渋いチエちゃん。福引となると燃えるっていうんですね。商店街でも愛されてるチエちゃん。目当ての圧力鍋を引いた前田さんへの視点、貰って感動、涙ぐんで、大好きですという、その様子見て穏やかでない商店街の親父さんたちがナイスです。

『綾のかるた』、好評とありますが、ほんと? だったら嬉しいなあ。なんとなく入部したかるた部だけど、綾、かなりはまってるようで、あの札の暗記を指揮者に例えるところなど、いや、ほんとよかったですよ。今回は部からはなれて、クラスの友達との会話が主になっていますけど、勉強はさっぱり、同じ部の斉藤が同じクラスとも気付いていなかった。いろいろ残念な子というのが強調されて、でも、この子がかるた頑張っていくのですね。本編の後には、綾のほこうと題して競技かるたの説明などもあって、実にいい感じ。いい感じに育って広がっていってくれるといいなって、期待しています。

  • 『まんがタイム』第32巻第10号(2012年10月号)

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