2010年1月27日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2010年3月号

『まんがタイムオリジナル』2010年3月号、出ています。節分表紙ですね。恵方巻き食べる山下。堂々の食べっぷりですが、あの口の大きさ、ひと口でいけそうな気もするな……。脇には赤鬼師長に豆の入った升をとられた正装榊があって、らいかにやられたか、赤鬼竹田がいて、そして金棒をバットのごとく構えたカナさんが。それと告知。『ハルコの晴れの日』、星里もちるの新連載だそうです。

『球場のシンデレラ』、小坂俊史の新作です。女子プロ野球ものなんですが、この人らしいというべきでしょうか、その新球団東京メルヘンズが実にろくでもない。球団がろくでもなければ、当然メンバーもろくでもない。まともなチームにはならんだろうなといった感じがプンプンとします。女子野球ものといったら『メイプル戦記』とか『赤毛のサウスポー』とか思い出してしまうわけですが、きっとあんな風にはならんだろうなって感じ。けどこれはこれできっと面白そうだなって思います。

『ふたりぽっぽ』、今回はお母さん回であります。しかし、くるりの母まるりも、こばとの母和も、どちらもいいなあ。見た目は和さんがいいけど、キャラクターとしてはまるりさんかもなって思って、ほんで、豆ぞー。いかすな、この猫。

『ハルコの晴れの日』、新作連載です。で、読んでみて思ったんだけど、これは最後にはのみくい処ムジナの大将と結ばれるんだろうなって感じがしてきて、しかし気があるっぽいと思わせて違うのか? もし大将が晴子のこと好きなんだったら、好いた女がろくでもない男にひっかかっている様子を見続けるってのはどんな気分なんだろう。どう考えても不健全、あるいは高度なプレイなのか? なんて思ったりしたのでした。いや、そういう趣味の人も多いっていいますから。けど、そういう趣旨の漫画ではないでしょうから、なんともいえんところです。星里もちるは、昔、学校の先輩に借りた漫画が面白くて、だからちょっと期待したいところです。

そこぬけRPG』はバレンタイン回であるのですが、それ以上に寅屋ですよ寅屋。なんと進展! おおう、なんて可愛い藤崎さんであることか。私にもプリントして欲しいくらいです。といったわけで、ヒトミさんの明日はどっちだろう。

『明日もひまわり荘!』、いい感じにこなれてきたと思えます。面白い。節分回というよりも、冬の日常といった風であるのですが、キャラクターの個性、ヒロインのちゃっかりであるとか、誠さんの親切? なところとか、いや、あれは熟女好きだったんだっけっか、うまくまわってきてるなって思えて、すごく面白かったです。

『恋は地獄車』。相変わらずだけど、面白いなあ。ヒロインが重い。ちょっと怖くなるほど。でも、こういう人、いるもんなあ。何人も見てきたよ、端から。しかしこの、現実に存在し得る恐怖というものをコミカルに誇張して見せて、しかし怖いながらも仕合せそうにまとまるところなど、なんかちょっといいなあ、なんて思ってしまいます。ところで、タカハシ君。彼も相変わらずいいな。猫と一緒に写真撮って送るとか、行為だけ見たら恐怖だけど、その気持ちはちょっと可愛い。ちょっと気にいってしまっています。

『(仮)アイドル!』。まさか…ロリコン!? だなんて、精神医学では『ロリコン』ではなく『ペドフィリア』(小児性愛)というんです! しかし、このアイドルの兄さんになりたいものがあったというの、ちょっとよかったなって思って、それを悪用する社長の酷さ。これもなかなか。面白かったです。

『マチルダ! — 異文化交流記』。マチルダというと、これまではなんだか酷い人という印象だったけど、今回はちょっといい奴だぞ。変わらず無茶なキャラクターではあるのだけど、ただ無茶ってだけではない、そんな風になっていくといいなって思ってきた、そうした動きが見えてきました。なんて感じたものですから、すごくよかったです。

『今日から寺バイト』、京都ですよ、京都。西本願寺? いや、本願寺なら京都駅からすぐだから、迷いやしないよなあ。しかし、夫婦仲もぐっと深まるじゃろって、勘弁してください。以前から、奥さんが可愛い可愛いといい続けてましたけど、そこにこんな台詞がくれば、あらぬこと思ってしまうじゃないですか。しかし、今回はちょっとあっさり目でした。来月は京都旅行の本編であるそうですが、これはちょいと楽しみです。京都のどこらへんにスポットがあたるんだろう。楽しみであります。

  • 『まんがタイムオリジナル』第29巻第3号(2010年3月号)

引用

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