2009年7月14日火曜日

Pioneer ブルーレイディスクプレーヤー BDP-320

 先日注文したBlu-ray Discプレーヤーが届きました。Pioneer BDP-320。いやね、もう買うことは決めていたし、だから後はいつ注文するかだけという状況であったのですが、このままいつ注文しようとタイミングを見ていたら、きっとぎりぎりまで待ってしまって、そうしたら市場から払底してしまって、みたいな最悪の事態もあるかも知れない。なので、ちょっと早めに、目標の二週間前に到着するくらいのタイミングで買うことにしたのでした。二週間前なら、もし初期不良が出たとしても、どうにか対応できるだろう。そうしたことも考えての決定でした。

さて、到着して、パッキングリスト確認して、それでテレビと接続するのですが、一本しかないHDMIケーブルはケーブルテレビのセットトップボックスが押さえてしまっているので、セットトップボックスを外して入れ替え。セットトップボックスは来週返却するので、これは予定どおりです。BDP-320に繋がるケーブルは、電源ケーブル、HDMIケーブル、それからLANケーブル。LANケーブルは最初のアップデートに使うだけだから、ケーブルは最終的に2本まで減ります。これは本当に便利でいいなと思います。映像ケーブル、音声ケーブルと3本繋いで、電源ケーブル繋いで、まあそんなにはかわらないとも思えますが、テレビ側からすれば劇的に少なくなるわけで、このHDMI一本で片付くというのを知ったときには、時代は進歩したんだなと思いましたよ。

最初の電源投入時にはセットアップ画面が表示されて、これはほとんどおまかせで完了。ネットワーク設定も、うちはDHCP使えるし、プロキシ設定も必要ないから、ケーブル繋ぐだけ。ファームウェアアップデートは20分ちょっとかかるよみたいにいわれたけど、そんなにはかからず、いや、どうだろ。ダウンロードよりもファイルの展開に時間がかかってるように感じました。しかし、カーネル書き込み中みたいな表示が出たりしてたけど、中身はLinuxだったりするのかな。現時点での最新バージョンは3.25。私はなにも考えずネットワーク経由でアップデートしたけど、ファームウェアをPCでダウンロードしてCD-Rにコピー、それを読ませるという手段も使えるみたいです。よくできてるなあ。ただ、提供されているファイルが自動解凍書庫で、Macintoshユーザーにはやさしくない。StuffIt Expanderにドロップしたら展開できるんだけど、けどこういうの知らない人もいるだろうしなあ。なんで素直にZIPで公開しないんだろう。

使用してみた感想を少々、とはいうけれど、まだBlu-ray Discは持ってないので、DVDとCD-Rを試してみただけなんですが。まず起動に関して。結構時間がかかるという印象です。BDP-120はクイック起動に対応しているので0.8秒で起動するんだそうですが、BDP-320は12秒くらいかかってますね。で、DVDのロードにもちょっとかかる。でも、HDMI連動がかかるから、うちのテレビだと再生にあわせて自動でテレビの電源も入る。ディスクは基本的にトレイを閉じてロードがすめば自動で再生されるから、電源ON、ディスクをケースから取り出しつつ待つ、ディスクをセット、ロード中に視聴位置に移動、こんな具合にしたらよいのかなあ。でも、多分、Blu-ray Discだともっと時間かかるんだろうな。そのときは、お茶でも用意するか。

DVDのアップスケールは、問題ないかな。テストに使ったのは山崎まさよしの『ONE KNIGHT STANDS on films』、やしきたかじんの『Yashiki Takajin — 50 Years Old Anniversary Special Concert』、『ウォーキング with ダイナソー — 恐竜時代 太古の海へ』。音楽ものは、もともとそんなに気にならんですね。でも、以前PS2で見たときのような、ああ、やっぱり画質が悪いなと思ったような感じはなくて、でもちょっとかすんだような、ぼやけたような感じはあるんですけど、まあ、それは気にしない方向で。

CD-Rを試したというのは、母が海外旅行で撮ってきた写真をCDに保存しているのですが、そういうのを再生できるんですね。ただ、展開がすごく遅い。これはもうしかたないんだろうとは思いますが、たくさんある写真を一覧したい、そういった用途にはPCが断然いい。だから、家族でゆったり写真をながめたいという場合にはBDプレーヤーをという使いわけがよさそうです。発色も、ぎらぎらしたような感じはなく、自然な感じ。悪くないねというのが、母と私の感想です。

ところで、画面表示を切り替えると、映像と音声のビットレートが表示されたりして、ちょっと面白いです。映像(MPEG-2)のピークは7Mbpsくらい。音声(リニアPCM)は1.53Mbpsで動かない。こんなの意識したことがなかったので、なんだか意外な感じです。最大レートはどれくらいなんだろう。明るくてよく動く画像だと、きっと7Mbpsではすまないように思うんですけど、まあいいや、ちゃんとうまいことやってくれるでしょう。

このプレーヤーの真価は、あくまでもBlu-ray Discを見てみないとわからないわけですが、それには7月29日を待たないといけないわけで、なので今はこれくらいの感想にとどめておきたいと思います。

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