2020年7月16日木曜日

芳文社70周年記念キャンペーン アディショナルタイム

芳文社70周年キャンペーン、アディショナルタイムですね。これというの、少しでもピックアップしていきたいと思います。

7月15日分

タイム系、好きなやつ。『宇宙ファラオ☆パトラちゃん』、『恋は地獄車』、『ゲキカラ文化交流』、『宅飲み残念乙女ズ』、『たたかえ!WACちゃん』、『タヒチガール』、『だけど温田さんはひとりでデキない』、『つくしまっすぐライフ!』、『ひまじん』、『広島さん、友達になってください』

続き『部屋にマッチョの霊がいます』、『ペンタブと戦車』、『北斎のむすめ。』、『マツ係長は女ヲタ』、『まりかちゃん乙』、『ゆとりの町長』

たぶん、これでもまだ抜けがある。

そうか。『1年777組』とかがないんだよな。

ピックアップしながらずっと思ってたんだけど、きらら系成立に絶対抜かせないタイトルが、こういうアニバーサリーに出せなくなってるのがやっぱりつらいよね。芳文社のせいではないのだけれど。

COMICぎゅっと!からの移籍作というと『火星ロボ大決戦!』も抜かせないんだけど、残念ながら入ってなかった。『火星ロボ』の掲載されていたころのキャラット誌は、魔法がかかったみたいに面白かったんだよ。あの面白さは、残念だけど、後からはもう感じられないと思う。

MAXに魔法がかかってた頃もあったよ。

雑誌が総体として面白い。掲載されている漫画が単体としてではなく、それぞれ相互に作用しあって雑誌全体を押し上げてるみたいな感覚は、今後またありえるんだろうか。みたいなことをたまに思うよ。

雑誌が苦境といわれて久しい昨今だけど、雑誌の面白さというのは確実にあるので、その環境が失われるのは悲しいことだと思っています。

7月16日分

機械ではなく器械でした。器械さんにはお詫び申し上げます。

それはそれとして、器械の物件は買いなので、今日で終了の芳文社77円セール、お忘れなくお買い求めくださいますよう。

あれ? やっぱり77円キャンペーン、『看板娘はさしおさえ』あるんじゃないか。なんで抜け落ちてたんだろう。

え? みんな250くらい買っちゃうものじゃないのん? だって、77円よ? 既に電子で所有してるタイトルがあるから250で収まってラッキーだったな、みんなは300とか400超になるんだろうなあ、大変だ! とか思ってたのだけど!?

アディショナルタイム突入

一昨日、ジャンボから出た新人たちがきららへの道を作りあげたんだみたいなこといっていました。師走冬子も間違いなくそのひとりです。芳文社での代表作は『スーパーメイドちるみさん』だと思う。タイム系からきららに移ってまた戻ってきた漫画。『あおいちゃんとヤマトくん』は待望の単行本化でした。

まりかちゃん乙』、『宇宙ファラオ☆パトラちゃん』はぱっと見きらら系っぽいけどタイム系です。テイストの違いはあっても、結構肉薄してたりしますよね。まりかの意地の悪そうな笑みとか最高ですよ。キャラクターの個性的なふるまいが、ウザさと愛らしさの間隙を突いてくる。そのバランスがいい。

『うにうにうにうに』と『ゴスロリJK無人島漂流記』、作者おんなじだった! ふたつ、シチェーションとか全然違うんだけど、キャラクターのふるまい、そのチャーミングさは通じるものあるよね。今やってる『限界ゲーム飯』も面白いです。

『夜森の国のソラニ』。なぜこれを落としていたのかわからない。ミラクに掲載されていた漫画で、独特の世界観、雰囲気、たたずまいが素晴しいものありました。『うらら迷路帖』はアニメにもなりました。

『江戸の蔦屋さん』。花のお江戸で出版を営む蔦屋さんのお話。歴史に名を残す絵師、戯作者を口説きおとしては本にしていくんだけど、そこで生きるのがこの人の特殊能力。憑き物が見えるのね! 憑き物で才能を見る、そのケレン味も手伝い、江戸の風俗を楽しく読んで味わえる漫画です。

『おしかけツインテール』について書いてたっけ? 77円で買える初期も面白いんだけど、最近の展開が本当にいいんだよねえ。77円で触れて、いいかもと思ったら続きも読んでみて欲しい。

乙姫各駅散歩』。ゆったりとたゆたうような時間? おだやかな雰囲気をともに描かれる、乙姫の地上の世界での暮らしぶりがほのぼのとして、情緒豊かで、チャーミングな漫画です。

『おひとり食堂』。父の残した食堂、せいちゃんを切り盛りする誠一郎とお客の交流が、ユーモラスに、コミカルに描かれて、そして時には人情の機微にも触れる、そんなところが素晴しかった。今は常連の女優、白石さんが主役の『瀬戸際女優!白石さん』が連載中。こちらも面白いですよ。

昼間、『看板娘はさしおさえ』あるんじゃん! とかいってたけど、買ってるよ! 初日に買ってたよ!

きらら系列誌のMAXは、創刊当初あまりに個性の強い漫画が揃っていたために、実験場とかいろいろいわれてましてね、そんな中、わりとオーソドックスめの風貌であらわれたのが『看板娘はさしおさえ』でした。

看板娘はさしおさえ』。でも、やっぱりこれも個性的で、時にシニカル、時にフェティッシュ、されど基本はチャーミング。ぐっと捕まれた読者は、質屋の一家のホームコメディをわくわくしながら読んだものです。この人の漫画は女性陣が強いのもまた魅力だと思う。あと眼鏡。あと無象。

『恋は地獄車』。主人公姉妹の姉がヒモを養ってるんだけど、悲惨とかそういう感情よりも、ヒモの兄さん、その人の過剰な愛を受け止めるの、すごいね!? という驚嘆の方が強いというのがものすごい。バレンタインエピソードとか強烈だよね。一度見たら忘れられない。最近、続刊が出ました。

今でもまんがタイム系にきらら系にと、たくさん四コマ誌がある、そう思ってる人も多いかも知れませんが、一昔前はこんなもんじゃなかった。誇張でなく今の倍くらいありました。それは盛況といえるけど、追うものとしては疲れることもありまして、四コマ疲れしていた時期が私にもあったんです。

四コマ疲れしていた自分が、それでも四コマを読み続けたのはやっぱり好きな漫画があったからでして、そのひとつが『サクラ町さいず』でした。ラブリーの巻末漫画。これがなかったら、自分は今、四コマ誌を読んでなかったりしたのかなあ。わからんのだけど、当時私の支えであり最も信頼してた漫画です。

『10歳からの家族計画』、『一緒に暮らすための約束をいくつか』。陸乃家鴨さん、好きやねん。本が出たら無条件で買う作家のひとりです。

『スパイの歩き方』。妙に気になる作家、速水螺旋人の漫画。あんまりまんがタイムに載ってる漫画っぽくない! 一癖あるけど楽しく読めるいい漫画でした。スパイコメディ。やっぱり結構シニカルです。

すわっぷ⇔すわっぷ』。とめきちさんは18歳未満には読めない呪いのかかった漫画も出していらっしゃるのだけど、それらよりも『すわすわ』の方が自分にはずっとアトラクトするのだから不思議です。女の子ふたりがキスで入れ替わるのですが、最初入れ替わりの手段だったはずのキスが……?

『だけど温田さんはひとりでデキない』。どこかあぶなっかしい温田さんの、けれど放っておけない! という感覚が読者にもひしひし共感されるという、そのキャラクター性。見事だったと思います。温田さんが可愛いんですよね。あぶなっかしいけど。いや、だからなんでしょうね。

『TCGirls』。トレーディングカードゲーム、TCGのコアなマニアである主人公が、TCGショップでバイトするお話なんだけど、わりと暴走気味の主人公がうまいこと皆とコミュニケーションとって、イベント成功させて、みたいにその能力発揮させていくところとか、なかなかの見どころであります。

鉄仮面のイブキさん』。表情に乏しいイブキさん。そんな彼女のことが気になる喜多くんが彼女のいろいろアタックしていく漫画なんですが、無表情なはずのイブキさんがべらぼうに可愛いんよな。このチャーミングさ、特筆ものです。

となりのなにげさん』。困っている人がいるとささっと現れて、トラブル解決してくれるなにげさん。何者!? 妖精とかなんかなの!? この謎のキャラぶりとこの子をとりまく人たちの関係も面白い漫画です。

トモダチヅクリ』。ぼっちふたりが友達になる過程を描いた漫画、といえばありきたりとも思えるけれど、その初々しいふるまいとか、感情の揺れは絶品でしたよね。

どろんきゅー』。基本的に可愛いキャラクター、でも霊が怖いの! って漫画なんだけど、ほんとに怖いの! めっちゃおどろおどろしい! なのに不思議といいやつらっていうギャップもおかしいんです。

夏乃ごーいんぐ』。強引キャラ夏乃の強引な行動が面白い漫画。この漫画でたかの宗美に出会い、『派遣戦士山田のり子』のために『まんがタウン』購読にいたりました。そう、こうして四コマの購読誌は増殖する。

なり×ゆきリビング』。女性ふたりの同居もの。奔放なかなりと大人の魅力のゆき? お酒飲んだゆきがイケメンムーブとか、めっちゃいいよね。違った個性、違った魅力のマリアージュが素晴しいんですね。

ハートフルとかハートウォーミングとかを表現する言葉を私は持ちあわせていないのですが、『にじいろフォトグラフ』はまさにその私の説明しづらいところに魅力の核を持った漫画だと思います。一気に読み切れるのは完結後ならではのよさですよね。

『ねことちよ』。こないだ出たばかりの単行本が77円!? いやもう、心底びっくりした。この漫画、ねこという名前の女の子がとにかく愛らしいの。もう、ほのぼのの極地! 同じく77円になってる『まんがタイムきららフォワード』を数号買えば、単行本の続きもすぐに読めるよ!

『初春が咲く』。ボーイ・ミーツ・ガールものなんだけど、男の子も女の子も恋愛に縁遠そうなところからスタートするのがこの漫画独特の味となっていました。すごくね素朴なの。それでほのぼのなの。なんかほっとあたたかくなるみたいな、懐かしむみたいな感覚。年齢の近い人だとどう感じるんだろう。

ハナイロ』。花の魔法を使う女の子たちの物語。皆の個性がよく出て、愛らしく、華やか。目にも美しい誌面が素敵な漫画ですよ。

ハルソラ行進曲』。工業高校でもの作りにいそしむ女の子たちの日常? 作業着着て実習して、そして部活動に頑張る子もあってという、そのいろいろがわりとスローなテンポで心地良く進んでいくのがいい感じでした。同じ作者の『ラストピア』、これがまたテイスト違って驚き!

はんどすたんど!』。ゲスト掲載第1回目ですっかり心わしづかみにされた漫画です。新体操に取り組む女の子たち。経験者はひとりだけなんですが、できないながらに得意な要素を伸ばしチャレンジしていく姿が美しい。ななみのだばだば走りなど、見どころいっぱい、愉快な漫画でした。

光れ!メシスタント』。漫画のアシスタントで入ったはずが、主に食事面で頼られることになった主人公の頑張り、工夫が楽しい漫画。四コマ漫画にはかつて主婦にレシピを提供する生活ジャンルがあったのですが、そうした要素が昨今の料理漫画ブームを受けて今風になってリバイバル? おすすめです。

ひまじん』。基本、屋内でくりひろげられるミニマムなコメディですよね。あまりに外に出ない、登場人物も基本ふたり。それでこんだけ話をふくらませて、面白さ提供しつづけるってものすごいよね! オーソドックスな四コマらしいといってもいいのか? 作者の地力が光る漫画だと思います。

広がる地図とホウキ星』。魔女の学校に入学した女の子リンが、友達と一緒に課題に取り組み、ちょっとした冒険? したるするその様子が実に素敵な漫画でした。キャラクター、設定、それらが世界を物語る、そんな魅力がありましたなあ。ものすごく支持していたんですよ。生きた世界が素晴しいと思う。

ビビッド・モンスターズ・クロニクル』。MMORPGビビッド・モンスターズ・クロニクルの世界で出会った子と仲を深めていく過程が魅力的。学校では内気な子がゲーム内だと雰囲気全然違うのな! 大好きでしたよ。全巻が77円! これは買いですわ。

『ふじょ子とユリ子』。腐女子のふじょ子のことが好きなユリ子。仲を深めようと頑張るユリ子のいじらしさ。そんなユリ子を振り回すふじょ子のBL趣味。そのせめぎあいが楽しかった。頑張れ、ユリ子。

プレフレ』。どっかに微妙さ、隙のある女の子3人が可愛い漫画でした。どっちかというとあけすけで、可愛さよりも楽さ、自由さを重視してるみたいな子たちでしたよね。でもその自分たちらしさ前面! ってところが魅力でしたわ。

『部屋にマッチョの霊がいます』。めちゃくちゃ好きだった漫画です。もうタイトルのとおり。部屋にマッチョの霊がいるんですが、その霊がですね、弱気な主人公をはげまして、そして主人公も頑張って変わっていくの。その過程がすごくいい。ヒロインの健気さに打たれまくりでしたね。

『ペンタブと戦車』。ノモンハン目前の昭和14年にタイムスリップした主人公が持てる知識、持てる能力を駆使して、歴史に運命にささやかながらも立ち向かっていく。その頑張る姿がよかった。ほんと、その決断はバッドエンドじゃーー!? みたいな瞬間とか、ハラハラさせられましたよね。

『北斎のむすめ。』。江戸時代、葛飾北斎の娘、栄が画業で身を立てんと奮闘する漫画なんですが、基本コミカル、洒脱、そして時にシリアス。その時々に見せる表情、情景がぐっと読むものをひきつける。実に力のある作家だと思います。だから『春雨日記』も単行本にしてください。買いますから。

『ぽんこつヒーローアイリーン』。火星を追われたヒーロー、アイリーン。この子が地球で一緒に活動するラブリーメロンとの生活、交流がおかしくて、でもなぜか時に泣けてくるという、そのふくよかな世界の優しさ。全2巻! 全巻77円! 買うしかない!

宮原るりは『恋愛ラボ』と『僕らはみんな河合荘』がアニメ化したので知ってる人も多いと思う。『みそララ』はかつて芳文社で連載されていた仕事漫画。デザイン事務所に勤めるOLたちの頑張りが気持ちいい漫画でした。完結してるわけじゃないので、いつでも再会してくださっていいのよ?

最近だとtwitterで発表した漫画が話題になって商業デビューみたいなことも珍しくなくなりましたね。twitterが出現する前には、web漫画がそうした役割を担っていた時代がありまして、例えば宮原るり、そして東屋めめも、web漫画で人気のあった作家でした。

みそララ』は宮原るりの芳文社での第一弾コミックスでしたが、表紙に大きく書かれているように、第1巻はオールカラー。本当に珍しい試みで、どれほど芳文社が期待して、力を入れた一冊であったかがうかがえるように思います。だって、表紙にオールカラーですよ。作者名かと思うデカさですよ?

東屋めめは、疑似家族をテーマにしたweb漫画を自身のサイトで発表されていました。私はその漫画が好きで、つまり芳文社デビュー前に存じ上げていたのですが、だから芳文社で連載がはじまった時は嬉しく思ったものでした。

東屋めめの持ち味は、どこか奇妙な設定といったらいいんでしょうか。『すいーとるーむ?』は会社に住み着いてるOLが主人公。どこかちょっと独特なフックがあるんですね。どれも面白い。現行の連載も最高。そうそう、『リコーダーとランドセル』の作家です。アニメにもなりました。

べたーふれんず』。『まんがタイムナチュラル』という隔月誌で連載してた漫画なんですが、雑誌の終了とともに完結、1巻ものとして単行本化。多分、伸びると思われてなかったんじゃないかな。移籍しなかったんだけど、後に『Moreべたーふれんず』として復活したというエピソードがあるんですよ。

『ゆとりの町長』。職にあぶれて故郷に帰ってきた町本ゆとりが町長選に挑戦するという夢のある? お話。現職有利の状況にいかに立ち向かうのか。無謀、奔放のゆとりと、ゆとりを支えるブレインかなめの策! ちゃらんぽらんに思えたゆとりが段々としっかりしていく、いってた? さまが魅力でした。

『リトル・リトル・アリス』。人間になりたいヴァンパイアの姫と、彼女の目的を阻もうとするロリコン軍団。言葉にするとアレだな……。リデル姫の奮闘と、もうほんとどうしようもないロリコンたちのしかたなさ、それが楽しい漫画。なんかラストがよかったよね。すごく印象に残ってる。

『私を球場に連れてって!』。野球観戦に目覚めた野原タマと、彼女に野球のなんたるかを教えるレオナとの友情が光る漫画。嘘です! むしろレオナはライバルチームのファン、ファル子を煽ったりする悪いやつ。でもこれが面白いんですよ。昨今人気の女子野球もの。ファンサイドを描いて楽しい漫画です。

芳文社70周年記念キャンペーン、通称77円セールはあと1時間で終了です!

まだまだ間にあいます。KRコミックスが77円だなんて、こんなチャンスはそうそうないよ。ガンガンいっときましょう! まんがタイムコミックスも、芳文社コミックスもよろしくな!

箱庭ひなたぼっこ』が抜けてるね……。なぜ……。これもとてもいい漫画……。読んで……。読んで……。

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