『まんがタイムジャンボ』2010年6月号が発売しています。本来の発売日は毎月4日なのだけど、5月は連休がある関係で、えらいこと前倒しされて、今年は5月1日発売でした。さて、今月の表紙はテニスがテーマである模様です。『じょしもん』、『おねがい朝倉さん』、『江戸川スイートエージェンシー』、そして『秘書メロ♪』の各ヒロインがテニスコートに揃い踏み、といった趣向。春過ぎて初夏、いよいよスポーツのシーズンということなのでありましょう。
『コミカプ』、どうもこれ実話をもとにした話っぽいな、そんな印象です。実際、漫画家は生活のリズムやパターンが、どうしても一般的ではなくなるから、平日昼間からぶらぶらしてる、なにやってるかわからない人とか思われたりするとか聞いたこともありますよ。しかし、警察がくるとか、しびれます。きっと、あった話なんだろうなあ。
『Boy’sたいむ』、思った以上に話が進んで、驚きました。ついにひろむの秘密がばれた。置島のみならず、龍太郎にまでばれた。これは、このまま終わりに突き進むのか、それとも一度、女装癖でしたとクッション置くのか。どうなんでしょうね。クッションあったらよいなと思います。
『すいーとプロミス』、綾姉の、見た目は普通、行動もぱっと見は普通、けどどことなくやばさを感じさせる一途さ。その描きようが見事です。その上、綾姉が頑張ることで、椿との仲が進展しそうな気がするところが面白く、しかし実際そうなったら、綾姉はどう出るのだろう……。幼稚園の回想、口をとがらせている椿が可愛かったです。
でもって、『ジャンボ』は今月もゲスト満載です。
『はなな大増刷!!』。ゲストです。すみません、ばなな大増刷と今の今まで思ってました。漫画家の伯母、でもって隣人が書店店長なのかな? オタク少年奥村くんが、サイン会で出会ったコスプレ花菜に一目惚れして、という展開の模様であります。憧れの君、しかしそれがいつもクラスで見ているあの子とはついぞ気付かず。そんなすれちがいもの、みたいにしていくのかな。でも、秘密のヒーロー的構図は好きなので、こういうの、なかなか面白いかもって思っています。
『でり研』、学内、というか部内にいたアイドルの話。しかし、この変身ぶり、狼狽する大仏、面白いなと思ったら、海原がナイスタイミングでアイドルの足を引っ張るべく工作を……。もしこれが本気の工作なら、やるのう海原、とか思ったら、おお、読み過ぎ、思い過ぎでなく、確かな悪意であったのか。あきら先輩もしっかりとその悪意うけとって、素晴しいな。しかし、ずぴずぴコーヒーをすするあきらは可愛い。変身後より変身前の方がいいな、とか思うのだけれど、変身後のずぴずぴコーヒーを飲む姿、それもまたよしです。
『パドラーズハイ』、前回までの流れをうけて、練習試合であります。試合前の状況はすっとばして、漫画開始時点ですでに試合ははじまっていますという、そのスピーディーさ。さらに、試合の相手が鮮かに追い抜いていくという、その扉からのつかみ、大変よかったです。圧倒的な力量、ハンデ戦でも手も足も出ない。しかも、相手は本気出してない。そんな様子に、落胆しつつも、しかしちゃんと自分たちなりの目標作って、進んでいこうとするところ。またはじめての試合に対する感想、それぞれ違っていたりするところ。面白かったです。人物がいきいきとしている、それがいいんだろうな。あらためてそう思える回でした。
『アフターマン』、ゲストです。オタク少年、桜庭健二が主人公。目についたものに興味ひかれて、それまでのことを忘れてしまう、そんな人。私にも少なからずそういう要素はあります。でもって、兄貴が家出。それで自活を考えないといけなくなりました。そんな展開であるのですが、途中なんともよくわからないページがあったのが気になって、多分伏線なんだろうと思うんですが、いや、ほんと、よくわからない。ということで、最後に謎の女出現。これが兄貴なのかな? 次回に続くことを前提としたゲスト掲載みたいです。
『先生だよね?』、ゲストです。小学三年生の男の子と、担任の先生の交流もの? 先生がちょっとたよりない。でもって、男の子七海がやきもきするっていうのね、結構悪くないって思いました。先生の、ちょっと常識はずれなところ。七海にちょっと甘えてる? けれど、いい感じに頼って、いい感じに可愛がってやってるっていうのもわかる。話がうまく広がったらよいかも、そんな感じでした。
『さくらいろスナップ!』、ゲストです。写真もの、カメラもの。お爺ちゃんから銀塩カメラもらっちゃった女子高生が主人公。偶然写真家に出会って、そして撮影に同行してという、ある意味、夢のような展開です。ヒロインのカメラ、レンジファインダー式? モデルとかありそうだなあと思ったのだけど、私はレンジファインダーには詳しくないので、よくわかりませんでした。でもって、撮影、モデルはコスプレの女の子。カメラマニア、しかもやばい感じのマニア。ヒロインが、静かにひいてしまうくらいのマニア。しかし、この漫画、変人描くというものでもあるみたいですが、加えてカメラ初心者の成長ものとして読んでも面白くなったりする? なんだか期待してしまうゲストでした。
『がけっぷち女神』、ゲストです。ライブハウスきりもりするプロデューサー、水本初音が主人公。音楽に対しては厳しい視線送りながらも、こと男相手となったら目が曇る。ああ、実際にこういうタイプの人っているらしいですね。今回登場のミュージシャンは、元アイドル、しかし自作の歌のセンスが悪い。と、そんな男のおちぶれっぷりにヒロインがはまって、それで盛り上げて、失恋。典型パターンで無難な展開。そこに表現されるヒロインのキャラクターが気にいれば、面白いとなる、そんな感じの漫画であると思いました。あ、ギターはオベーションっぽいですね。
『レーカン!』、これ、読むごとに面白い。今回はクラスメイト上原を前に押し出して、ブログにいろいろ書いてる。心霊写真が大人気。まあ、原因はヒロイン天海であるわけですが、幽霊が身近というのを利用して、うまいこと話ふくらませて、しかも最初のネタが最後に生きてくるっていうのとかね、それで炎上とかね、大変に面白かったです。
- 『まんがタイムジャンボ』第16巻第6号(2010年6月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿