『まんがタイムスペシャル』2010年7月号、発売されました。表紙はウェディングドレスがメインにあって、ああ、6月ということでジューンブライドなのですね。しかし花嫁はひとりだけ。『ミッドナイトレストラン7to7』の織作が花嫁、まわりには『スーパーメイドちるみさん』ちるみさん、『ベツ×バラ』たまきさん、『夏乃ごーいんぐ!』夏乃さんと、参列者ですね、乾杯してたり、花を手にしていたり、そして花びらまいていたり。こうした風景、華やかでよいものだと思います。
『うぇざーはいつ』、お隣さんが登場してきました。片山さん。実に野広実由らしいふたり、兄と妹ですね、そのらしさがために、他の漫画からのカメオ出演かと思ってしまったくらい。けど、今回の様子見てみれば、しっかりレギュラーになっていきそうですね。お天気お姉さんのファンというふたり。しかし、お隣さん、楓がその当人というのを信じない。楓もその事実を隠そうとする。夢を壊してはいけない、って、いや別に大丈夫じゃん! と思う私は、普段の楓の方が好きです。晴れ柄のパジャマ、バッグ、可愛くていいなあと思います。好きが仕事になった人なんだなあって思えるところがいいのです。
『パコッとラッスィ〜』、ゲストです。なんともいえない味わい。奇妙なキャラクター、あざらしらしいのだけど、怪人にしか見えないラッスィー。なんだろう、好きになれるかな、面白いかなと思いながら読んで、あの最後の一本、ああ、これは面白いかも。きっと楽しく読めるだろうという気持ちを強くしました。どう考えても陥れようとしてるさくら。素晴しいな。
『丸の内!』、面白かったです。春日さんに群がる男たちの話。ストーカー1号、ストーカー2号。その必死さ、そのやばさ、こういうのが描かれると面白い。テンポよく、勢いあって、ちょっとあまるくらい、実によかったです。電話番号総当たりは、そんな無茶な! と思わせて、ナイスアイデアなんだ! 実にいいやりとりでした。
『ふたご最前線』、最終回でした。小学生になったふたり。いつもどおりの風景で、いつもどおりに面白かった。これが最終回というのを伺わせるのは、子供たちの世界はこれからどんどん広がってくのだろう、そして南帆の一人称が南帆から私になった、だんだんに大人になっていくのだよっていう、そんなところですね。終わってしまうのは残念。7月7日発売の新刊は必ず買います。
『おすすめ!看板娘あんちょこ』、扉絵が素敵。で、どうでもいいのだけど、ロゴの看板娘を一瞬拡大版と見間違えて、もうなにがなんだかわからない。本編は置き傘の話。お人好しのふたり、自分の傘まで貸してしまって、それでガトー・カトウに寄ってという話。こういう人のよさ感じさせる話、とてもいい。でもって、千代子の攻撃が通じない兄さん、素晴しいな。いい兄妹だと思います。そしてラストの、千代子のちょっと感傷的な気持ち、それに反して元気な翌朝、この思いどおりにいかない現実っていうのもいいなって思いました。でも、元気がなによりですよ。
『21時のシンデレラガール』、噂は怖いな。耕次郎は、いい目にあったら後で数倍酷い目にあうようになってるみたいですね。その落差、すごく可哀そうなのだけれど、でも結果的にとみ子を守れたのだからいいじゃないか。なんて思うのだけど、現実的にはどうなのだろう。あの田舎であのレベルの悪評って、致命的だよな。あの落ち込みようもわかるというものです。
- 『まんがタイムスペシャル』第19巻第7号(2010年7月号)
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