2010年5月17日月曜日

『まんがタイムファミリー』2010年7月号

『まんがタイムファミリー』2010年7月号、発売です。表紙は、ええと、食のようですね。アイスクリーム、トンカツ、ナポリタン、そしておにぎり。これ、秋でもないのになんでだろう、まあ秋以外の季節に食をテーマにしちゃいけない決まりなんてないわけですが。最初、行楽のシーズンだからかな、って思ったんですけど、行楽を思わせるの、うめ実さんのおにぎりくらいですもんね。ああ、しかし、スパゲッティ食べたいです。

『小悪魔いもうと』、目次横の漫画が、人気あったんでしょうね、ゲストとして登場です。小悪魔いもうと、妹理々子が大好きな兄、過剰にかまいたがる? 世話焼きたがる。けれど妹はちょっとクールな対応、けど便利な時には利用する。いやあ、妹らしい、なんて思うけれど、実際の妹持ちの兄さんからしたらどうでしょう。でも、なんのかんのいって仲のいい兄妹。その仲のよさがわかるから、ちょっと冷たい妹の態度、それも悪くないって感じるのでしょうね。

『ひなたフェードイン!』、この連載、好きです。ちょっとのんびりもののひなた。彼女の日常、ついに二十歳! っていうのに、自動的には大人っぽくはならなかった現実っていうのね。ええ、今回は大人っぽさの追求みたいで、でもこの人の様子見ていれば、ちょっとすぐに大人びた雰囲気を身につけるのは無理じゃないかな。いや、むしろちょっと不思議でそこがちょっと可愛いという、独自の魅力を追求した方がいいよ。そう思える回、ええ魅力的であったと思います。

『的中!青春100%』、第2回目にして、えらく落ち着いたなって感じ。安定して、けれどキャラクターひとりひとりは動いている。面白いなって思います。まだ今のところは、高校生部活群像であるのですが、しばらくすれば、ひとりひとりの個性が見えてきそうですね。そうなると、もっと面白くなりそう。期待せざるを得ないタイトルです。

『教師諸君!!』、教育実習回であります。ああ、なつかしい。サッカーワールドカップを授業に絡めたいという西名先生の気持ち、ああわかります。授業に生徒を引き込むための掴みでありますよ。けど、確かにちょっとマニアック過ぎ。でも、そんなマニアックさが好きです。

この漫画を見ていると、教えるというのはただの仕事や義務でなく、自分の好きなものについて、もっと知って欲しい、伝えたい! っていう気持ちでもあるのだろうなあ、なんて思うのですね。なにせ、教師の皆が自分の受け持つ教科に対して、愛着持っているというのが描かれる。それを見て私は、ああいいなあ、この人たちの好きというその科目について、もっといろいろ知りたいな。ほだされて、そんなこと思ってしまう。ええ、ほんと、いい漫画です。

私も教育実習いきました。って、以前にも書いたからもう書きませんけど、そうした昔を懐かしく思い出させてもくれた。そんな回でした。とてもよかったです。

『部屋キメっ!』、だんだんにこなれてきたというか、面白くなってきたと思います。ネタの選択、練り込みといってもいいのかな? 題材として面白いだけじゃなくて、それをより面白くさせる工夫、盛り上げがされてるんだなあ、そう思います。決して派手を狙わない漫画ですけど、このノリで、この面白さを維持していくとしたら、とてもよさそうだ、なんて思っています。

『プチタマ』、最終回でした。結構好きな漫画だったから、ちょっと寂しいなあ。2誌連載でしたっけ、まず他誌掲載分が終わり、けどこちらは続くようだったから、安心していたんですね。まあ、この漫画が終わっても別の連載がある、そんな気もするのですが、でもやっぱり『プチタマ』、好きだったんでしょうね。終わって、ちょっと残念です。お疲れ様でした。

『きょうも幸あれ』、さっちゃんというより学校、ゆりこメインといった回であったのですが、小さなネタをテンポよく四コマでぽんぽんと提示してくれる、その様子、よかったです。こういう小ネタ集みたいなの、好きなんですよね。というか、こういうテンポが好きだから四コマ誌に流れてきたともいえるわけで、ええ、とても満足させてくれました。

『ちゃのま!』、梅雨の風景。こちらはテンポよくネタをぽんぽん、というより、次の四コマへ四コマへと繋げて、ひとつの大きな流れを見せようといった雰囲気。でも、結構嫌いじゃないんですよね、こういうスタイルも。というわけで、『ちゃのま!』、気にいって読んでいます。女友達三人と男の子ひとりで暮らしている、そのひとりひとりのキャラクター、いいなあって思っているんですね。今回は昔のことも絡めながら、四人の暮らしの基盤といったらいいのかな、気持ちの再確認されるようなところがあって、まあベタな展開よね。けど、私、ベタが好きなんです。よかったと思います。少なくとも私は好きです。

『とととっ!』、ファミリー新人まんが展ですけど、背の小さな男の子、茜、不良。この少年が、自分より背の高い同級生? ゆう子を守る? ゆう子に頼られる? 『Theかぼちゃワイン』思い出しました、とかいったら申し訳ないけど、『かぼちゃワイン』とはテイストが違っています。違って、それで面白かったです。

  • 『まんがタイムファミリー』第28巻第7号(2010年7月号)

0 件のコメント: