2009年11月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2010年1月号

『まんがタイムオリジナル』2010年1月号が発売です。表紙は『ラディカル・ホスピタル』の山下。ぱっと見、白衣かと思ったら実はそうじゃない。ああ、聖歌隊なのか。表紙のイラストは『タマさん』、『らいか・デイズ』、『マチルダ』とありますが、その全員が示し合わせたようにベレー被っていまして、いや、示し合わせたんだろうとは思いますけど、でも聖歌隊で発注したとしても、ベレーまで指定されるものなのかな。誰もの心に、聖歌隊といえばベレーというイメージがあるのかも知れませんね。

『トリセツなカテキョ』、ゲストです。クールな眼鏡美人、井原先輩に17点のテストを見られてしまったのがきっかけで、個人指導を受けることになってしまったラッキー少年、春吉が主人公の漫画。井原先輩いわく、留年者が出たレベルの高校と人から思われたくないかららしい。その動機にいまいち共感できないのだけど、続くのなら馴染めるかな、いやどうだろう。そんな印象でした。

開運貴婦人マダム・パープル』、「不幸な流派」でありますが、足相といっていいかはわかんないんだけど、足で占ってくれるところは実際にあるんですよ。それは、神楽坂治療院。東京は新宿区神楽坂にて開院しているこの足つぼ治療院、足つぼマッサージもさることながら、その足でもって占ってくれるっていうサービス? が好評だったりするのだそうですよ。私も以前いったことがあって、それは確か『ラブリー』で連載されてた浜口乃理子の『のんコレクション』で見て知ってだったと思うのだけど、なかなかに面白い体験でした。などと、懐しいことを思い出しました。

L16』、最終回です。ある意味、思ったとおりの展開。上司同伴はなかったけれど、向こうの社長が出てきて、そして千本姉弟はやっぱり食い込めませんでした。姉妹ふたりで充足している漫画。姉妹ふたりで充足して完結して、このふたりの関係が変わりゆきつつも、変わらぬままであったところが、とりわけよかったなと思っています。

そこぬけRPG』、合コンが成立したのはいいけれど、やっぱりというか案の定というか、酷いことになってますね。そんな中、55cm藤崎さんが可愛くて可愛くて、いや、あの前髪斜めカット、まさか言及がはいるとは思わなかった。あれやっぱり変ですよね。でも、藤崎さんに関しては、とてもキュートだと思う。いや、今回はキュートな藤崎さんを楽しむ回であったと思います。

『アトリエZOOへようこそ!』、扉のホワイトロリータ、素晴しいな。おんなのみりきは三十こえてかららよ? いや、本当素晴しい。あの失笑の表情の美しさ。素晴しいです。しかし、夢や希望を商売にしながら、夢も希望もない会話してるっていうのね、めちゃくちゃ面白くて、ちょっとした開き直り。そう、女性の魅力を決定づけるのは、開き直りの有無だと思います。開き直った女性は素敵だ。だもんだから、あの担当氏を辱める電話トーク、もう最高でした。

『極限ラボ』、ゲストです。落書きみたいなロボットが酷い目にあう漫画です。ちょっとナンセンスな雰囲気。妹ロボの方が出来がいいとか、それで物騒とか、面白いのだけど、意外と個性的ではないとも思いました。あと2回続きますが、それでどんな風になるのかな。期待を超えるものがきたらいいなあと思います。

『マチルダ! — 異文化交流記』。ついに学校へいくことになって、ということはあやとマチルダ以外の登場人物も出るんでしょうか。多分、あやがマチルダに困らされるというパターンは変わらないと思いますが、そこにあや以外の視点、思惑がかかわってくるとどうなるんだろう。ちょっと楽しみです。

『今日から寺バイト』、奥さんが可愛い。奥さんがとろんとして色っぽい。内容はというと、葬儀にかかわる仕事の事情を、きちんきちんと描いていく、そんな感じであるのだけど、キャラクターの雰囲気、そして見せ方が印象を変えてくれるから、読んでいて楽しいのかな、そんな感じです。しかし、奥さんが寺の娘でしっかりしてるというのに、なんで弟はあんなに駄目なんだろう。いや、弟が駄目だから、あの旦那に期待がのっかったわけか。なるほど。がてんがいった感じです。

  • 『まんがタイムオリジナル』第29巻第1号(2010年1月号)

0 件のコメント: