私が使っているカポは、G7thのカポです。調整不要で、いつも最適なバランスが得られる、誰に見せても好評なカポであるのですが、先日紹介しましたギター、LADY BIRDにだけはこれは使いません。なぜか。理由は簡単、ネックが太めのLADY BIRDには、わずかにカポの開きが小さいG7thは装着しにくくて、なのでLADY BIRDにだけはShubbのカポを使うことにしています。これは、実にシンプルな、しかし使いやすさ、確実性において定評のあるカポで、あちこちで使っている人を見掛けます。実際ユーザーの数は、G7thよりもはるかに多い、のではないかと思います。
私の最初に買ったカポはKyserのクリップ式のものでした。それも、通常の弦をすべて押さえるのではなく、3から5弦までを押さえるという変わり種。だから、普通のカポも買う必要があって、その時に選んだのがShubbでした。Shubbにした理由は、これを使っている人が多い、そして評判がいい、そのためです。
私の持っているものは、Shubb C1です。アコースティックギターとエレキギター(指板にアールがついているギター)向けのモデルで、色は銀。ニッケル製ですね。ニッケルの他にブラスもあったのですが、特に材質で違いがあるわけでもないという話なので、オーソドックスなニッケルにしたのでした。
このカポは、使う前にちょっと調整しておく必要があって、それはねじを回すだけという簡単なものなのですが、説明書によると第3フレットであわせるのがいいようです。あんまりに押さえすぎて、音がシャープしないように、そしてゆるすぎないように、ねじを回してバランスをとるのです。3フレットにあわせるのは、だいたいカポを使うのが1から5フレットだからでしょう。ちょうどその中間のフレットにあわせておくと都合がいい。説明書にも、2、3、4、5フレットでも確認するよう書かれていて、また必要に応じて微調整するようにとも書かれています。この調整の手間を惜しまないなら、このカポでなんら問題ありません。シンプル、簡単、ワンタッチで取り付け取り外しができて、それに軽い。軽いといえば、今はアルミ製の軽量カポも出してるんですね。ヘッドやネックが重くなると、響きがそこなわれてしまうから、人によってはより軽さを求めて、L1を使ったりするんでしょう。なんにせよ、こうした選択肢が用意されているところに、このカポを支持する層の厚さというものが感じられます。
私は、自分の普段使いのカポをG7thと決めて、だからShubbを死蔵することになるんじゃないかと思って、ちょっと残念に思ったりもしていたのですが、思いがけずLADY BIRDがShubbを要求して、それがわかったときには少し嬉しかったです。
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