今日、ちょっと阪大にいってきました。いやね、21世紀懐徳堂というところでテルミンのイベントがあったのですよ。テルミンといえば、学研の雑誌が一大ブームをまきおこしたことも懐かしい。私も楽しみにして、発売日に買って、遊んで、熱を出して、気付いたら壊されてた……。そんなこともあったなあ、など、いろいろと思い出して、せっかく関西であるイベントです、ちょっといってみようではないかという気になったのでした。仕事を終えてから、阪急電車で石橋、大阪大学へと向かいまして、そして会場に入るとテルミンが三台。いや、それに加えてもう一台あったのです。それは、学研のテルミン、テルミンPremiumでした。
新しいテルミンが出ているというのは、ちょっと前に、なんだったかで偶然知って、その時にもちょっと欲しいかななんて思っていたんですね。以前の、付録の赤いテルミンとは違い、今度のは結構本格的、音量をコントロールするアンテナも付いています。スピーカー内蔵。以前、サイトを見た時には、あんまり情報が出ていなくて、外部出力できるかどうかがちょっとわからなかったんですけど、ちゃんとできるんだそうです。さらには、アースもとれるようになっていて、結構な充実じゃん。欲しいかもなあ、なんて思っていたんです。
そのテルミンを、今日図らずも見て、そして実際に鳴らしてみて、ああ、こりゃ面白いよ。赤いテルミンのワイルドな響き(フランス人から、モーターサイクルのようだといわれたんでした)とは随分違っていて、あの、ひゅー、というテルミンらしい音が出ます。もともと欲しいかもと思っていたところに、実際のものを見ればなおさら欲しくなるのも自然な話で、現在ちょっと悩み中。けどなあ、楽器ばっかり増やしてどうするよ。ひとりさみしくサックスの次は、ひとりさみしくテルミンか? そうした気持ちもあるんだけれど、でもなあ……、と、もうちょっと迷っておきたいと思います。
今日のイベントで、菊池誠(テルミニスト)さんのレクチャー、というかトークがあったのですが、そこで、最もテルミンが盛んな国は実は日本なのだ。最も普及しているテルミンは他ならぬ学研テルミンであり、あれが二十万ほど出た、世界中のテルミンの大部分があれ、すなわち世界で最もテルミンを売ったメーカーは学研なのだ、云々。そして、ヨーロッパでしたかで、日本であれほどにテルミンが流行るのはなぜなんだという疑念が出た、そんなような話もあったのだそうです。
国民性なのか、環境なのか、それは知りません。それこそ、このあいだちょこっといってましたけど、日本人の猫好きは特筆もの、そんな話であるようなんですね。日本人は猫とテルミンが好き — 、そういえば、ネコにテルミンというサイトがあったような……。閑話休題、関西には世界最大のテルミン愛好会があるともいいますし、所属するしないは別としても、練習会に顔を出すとかしても面白いのかも知れないなあ。こうした機会があるというのはわるくないかも、なんて思えるのはやっぱり興味があるからなのでしょう。ということは、やっぱ買ったほうがいいのか? などと、迷っているふりをしておきたいと思います。
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