2009年3月24日火曜日

Blackbird Guitar

昨日買ったNHK趣味悠々のテキストに、なんだか気になる広告が載っていまして、それはカーボングラファイト製のちいさなギター、BlackbirdのRider Steel Stringであります。ちょっと角張ったボディは見るからにちいさくて、トラベルギターとして設計されたものと見うけられます。左右非対称のボディ、ネックの接続するそばにサウンドホールが開いていて、10から14フレットにかけてあたりですね、構えた時に上になる側。ここにサウンドホールを開けたのは、奏者に音が聴こえやすくするようになのかな。だとしたらTacomaみたいだな、なんて思ったりもしたのでした。まあ、見た目は全然違いますけど。さて、このギター、ちょっと面白そうだったので、ちょっとメーカーのサイトなども訪れてみたのでした。

Blackbirdのギターは三種類のモデルが用意されているようでして、ひとつは先程のRider Steel String。これにはナイロン弦のモデルもあって、これがふたつめ。そして最後にSuper OMというのがあるのですね。Super OMは変形のOMタイプ。サウンドホールを表板中央にあけるのではなく、またTacomaのような奏者よりの位置にあけるのでもなく、なんてったらいいんだろう、普通のOMなら存在しない位置に持ってきてるんですね。これは面白いなあ。ちょっと他に例を見ない、そんな独自スタイルの光るギターであると思います。

独自路線はまだまだ続きます。ここのギターはカーボングラファイト製。ボディからネック、ヘッドにいたるまでを一体で形成しているみたいです。しかもネックが中空。で、ヘッドにあけた孔から音を出す。つまり、ヘッドにもサウンドホールがあるんですね。って、こんな構造、見たことがありません。ブックレットには、ネックのサウンドポートによりステレオサウンドが得られるよ、みたいなことが書いてあって、しかしボディのサウンドホールと、ネック経由のヘッドのサウンドホールの音がブレンドされるとどんな音になるんだろう。ものすごく興味深い。一度弾いてみたいけど、関西で在庫してるような店はあるのかなあ。アコースティックアベニューまでいかないと駄目かなあ。

このギター、いくらくらいなんだろう、五六万くらいだったらいいな、と思って確認したら十五六万ほどするみたいです。うう、まあそうだろうなあ。グラファイトって高いものなあ。グラファイトギターといえばRainSongでありますが、これのドレッドノートモデルは二十万円台なかごろですね。Blackbird Riderが十五万ほど。Super OMなら二十万ほど。さあどれ? といわれると、うううう、Super OMかなあ。いや、RainSongかなあ、迷うけれど、今はサックスの借金があるので、ギターにまわす金はありません。

もし余裕ができたら、ギターを増やすのもいいけど、いま持っていないもの、アコースティックベースなんて欲しいなって思っていて、ベースが欲しいと、それもアコースティックベースが欲しいと思うようになったのは、もう、ずっと前からで、ピアニストMichel BastetとベーシストFrédéric Folmerのデュオによるアルバム、Nostalgia N' Barbèsを聴いてから。それまで、アコースティックベースギターなんてのがあるなんて知らなかった。って、話がどんどんそれていくので、今日はここらで終わりにしておきたいと思います。

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