以前私は『ときめきメモリアルONLINE』を評してきっとものすごい勢いで飽きるだろうな
などといっていました。ですがここに誤りを告白し、前言を撤回します。『ときめきメモリアルONLINE』、やってみたらめちゃくちゃ面白いんですよ。クラブにも出ずドラマイベントにも参加せず、ただただクイズをやっているだけだというのに、それがなんでこんなに面白いんでしょう。クイズの正答率が出るから? いや、違いますね。それなら、今までクイズゲームにはまらなかった理由がつきません。面白いのはですね、間違いなく人です。同じクラスの生徒同士で、授業の合間にいろいろな話をするのですよ。それがもうどうしようもなく楽しいんです。実質はチャットに過ぎないのですが、そのチャットがキャラクターを介するだけで、全然違った面白さになります。みんなで輪を作ってべんとらーべんとらーっていったり、じゃなくて、自己紹介をしてみたり、イベントを自分たちで作ってそれが楽しいのですよ。
まだサービスのはじまっていない『ときメモONLINE』ですが、じゃあなぜ私がその『ときメモONLINE』について書けるのかというと、実はベータテストに応募したからんですね。現在、正式公開に向けてチューニングされている『ときメモONLINE』を一足先に遊んでいるわけです。
で、何度も繰り返しになりますが、面白いのです。授業は十五分ごとに開始されて、全十問の丸バツor四択クイズ形式。楽勝の問題もあれば理解不能の問題もあって、数学ちんぷんかんぷん。絶対値なんてやったっけかなあ。|5|なんて書いてあって、これなに!? そうしたら絶対値って教えてもらえました(授業中、私語オッケーです)。で、絶対値を『広辞苑』&『新辞林』で今確認して見てるんですが、はっきりいいまして、その辞書項目自体が意味不明ですから。と、そんなわけで私の苦手は体育と数学です。
反対に得意なのはなにかというと、国語、芸術、家庭科ですね。そう、家庭科は実際にも得意でした。でも、自分の学生時代には男女別で技術/家庭に振り分けられたので、結局技術をやることになって、まあ技術も好きだったからいいや。あれ? 高校って技術とか家庭科とかってないよね。あれ? あったっけ?
結局クイズは雑学王決定戦になるんですが、意外に馬鹿にできないのが外国語で、思いっきり和訳問題とか穴埋め題とかが出ます。苦手だったなあ、英語。いや、今も苦手ですけど。で、この穴埋めしたり、単語の意味を答えさせられたりするのは役に立ちますね。欠落している知識を埋めることにもなって、真面目に復習しようかという気持ちにもなるんですから、人生間違っています。だってさ、本当の学生時代に復習を欠かさなかったらね、今みたいな偏った知識、穴だらけの知識とはグッド・バイできてたはずなんですよ。それを今になって復習しようか、しかもそれゲームですからって、本当に人生間違えています。
でも、そう思うくらい楽しい。さらに、友達といっていいのかな、ゲーム上の顔見知りもできましてね、オンラインゲームって人間関係とかで難しいんじゃないかと怖れていた私にはすごくあたたかでいい雰囲気で、居心地がいいものだからずるずるとログオフせぬまま時間が過ぎて、もうはまりまくっています。この手の文化にちょっとでも理解がありそうな人を見たら、面白いですよ、正式リリースしたら参加しましょうよなんて誘って、それで自分が参加を見送ったら最悪やな。いやいや、私、今のペースだと、多分正式サービスが始まっても残留すると思います。
ただ、その際に、今のキャラクターを持ち越せなかったら悲しいですね。今はまだ数日だけしか遊んでいないのに、これだけ愛着というのは涌くのです。結局はパーツとパラメータの組み合わせにすぎないというのに、こんなにも大切に思う。いやあ、自分でも意外でしたよ。
コナミさん。持ち越せるようにどうかお願いします。アイテムロスト、パラメータリセットでかまいませんから!
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