2006年2月2日木曜日

DEATH NOTE

   以前にも取り上げました『DEATH NOTE』ですが、巻を重ねるごとに、だんだん乱暴なネタも増えてきたなという感じが強くなってきて、いや、なにしろ連載が『週間少年ジャンプ』ですから、あんまりきちきちのきわどい線をつく必要はないとも思うのですが、それにしてもちょっとなんか無茶すぎるというか、例えていえば、かつての巨大ロボットアニメで見たような荒唐無稽な感覚を強めてしまった。ほら、マジンガーZの最終回ですよ。マジンガーがめちゃくちゃにやられてしまって、すわ地球の平和はどうなるといったその時、あたかもこの見せ場を待っていたとばかりにあらわれるグレートマジンガー! おいおい、だったら最初から出しとけよ!

最近の『DEATH NOTE』からはそうした空気も感じられるような気がしないでもなく、ちょっと受け入れにくいなと思ったこともあったのでした。

でも、そんなことをいいながらも最新刊が出れば、嬉々として買って読むんですから私もいい加減なもんです。そんな私のこのところの楽しみはというと、日本警察内部における人間関係。そう、キャラ萌えでございますな。なんといったらよいか、伊出氏をめぐる人間模様がなかなかにいい感じなのではないかと思ったりするのであります。

伊出氏、真面目一辺倒の堅物、クールで感情をあらわにすることのほとんどない彼です。ところがその彼が、相沢氏にだけはいうのですよ! ああ、でも今日発売の本から引用するのはやめておきます。ですが、いうのですよ! あれは絶対フラグ立ってますって。

伊出氏、真面目一辺倒の堅物、クールで感情をあらわにすることのほとんどない彼です。ですが、その堅物であるがゆえに松田氏にからかわれてしまうのですよ! 普段はあんなにも冷静な伊出氏が、あんなにもむきになって! あんなにも取り乱して!

そんなわけで、目下私のお気に入りは伊出氏という話でした。ところで、これは余談なのですが、私の初期におけるお気に入りレイ・ペンバー氏は、あっという間に死んでしまいました。

ということは、次はもしかして!?

  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第1巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2004年。
  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第2巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2004年。
  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第3巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2004年。
  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第4巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2004年。
  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第5巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2005年。
  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第6巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2005年。
  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第7巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2005年。
  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第8巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2005年。
  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第9巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2005年。
  • 大場つぐみ,小畑健『DEATH NOTE』第10巻 (ジャンプ・コミックス) 東京:集英社,2006年。
  • 以下続刊

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