nonoteにて、文鳥の同性カップルの話題が出ています。桜文鳥が白文鳥に片思いするもかなわず、つれなくあしらわれているのだそうで、健気に追いすがる姿がいじらしいとのこと。鳥って同性カップルを作ることがあるっていいますが、文鳥もそうなんですね。
とか思っていたら、ドイツではペンギンの同性カップルが誕生、なのだそうです。それも、三組も! あまりにタイムリーな話題だったので、思わず笑ってしまいました。
ちょいと引用してみましょう。
ペンギンはフンボルトペンギン。14羽のうち5組のペアができた。卵を産まない組があったので、DNA鑑定で性別を調べたら、3組が雄同士だった。[中略]新たに雌4羽を増やしたが、3組の雄同士は離れようとせず、雌とも接触しない。「雄・雌」ペアと同じように巣穴をつくり、侵入者を威嚇。互いにおじぎや首ふりなどのしぐさを見せ、交尾もしようとするという。
なのだそうですよ。雌雄のバランスが悪いから同性カップルが生まれたんじゃないかと考えて雌を増やしたけれど、バランス云々が問題なんじゃなくて、彼らの性向がそうだったということみたいですね。
この話題に談話を寄せている米国の生物学者ブルース・ベージミルさん
の専門というのも、ちょっと驚きです。なんと、動物の同性愛などについて研究
されてるんだそうで、学問の主題が多岐にわたることは重々承知しているつもりではありましたが、それにしてもいろんな研究があるんだなあと思いましたよ。
さて、ブルースさん曰くペンギンの同性ペアも不思議ではない。同性ペアの鳥が繁殖時に一時的にペアを離れ、元通りになった事例もある
、さらには動物の世界も『同性愛』が自然な感情と考えられるのではないか
とのこと。ここで重要なのは、動物の世界もというところではないかと思うんですね。
といいますのも、同性愛は長く変態性欲として退けられてきた歴史がありまして、このごろは大分受け入れられてもきていますが、それでもまだまだ偏見はあるわけです。彼らの性向を変態性欲というのには、その大本に異性愛こそが自然で、同性愛は不自然という考えあってのことかと思います。
ですが、ブルースさんの研究主題が語るように、動物の間でも同性愛が成立している。文鳥やペンギンの事例を見てみても、不自然であったのは、同性愛ではなく同性愛をかたくなに否定しようとする考えのほうであったのではないかと思えてくるんですね。
いや、しかし面白い話題です。久しぶりの明るいニュースで、私もペンギンのカップルを、暖かく見守りたいと思います。ただ、以前男性から言い寄られかけた経験のある私としては、桜文鳥氏の応援はしかねます。気持ちはわからないでもないんですけど、白文鳥氏の気持ちもわかるんですね。いたいほどわかるんですよ。
いやあ、恋愛っていうのはむつかしいもんですね(と、無理矢理しめてみました)。
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