2017年7月31日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2017年9月号

『まんがタイムきららキャラット』2017年9月号、昨日の続きです。

『はやしたてまつり♪』、るな子が難しいですね。お囃子なんて古臭い、かっこ悪い、そういってとかく否定してくるわけですが、かといってまったくお囃子のことが嫌いでもなさそうで、しかし最近のこの行動の理由、学校での演奏が嫌みたいですね。昔、学校でお囃子のこと悪くいわれたりしたのかな? ともあれ、練習に打ち込んでそれなりにできるようになってきた、そう思っていたさなみをるな子が否定する。お囃子の本質をわかっていない! おお、確かにるな子のいうとおりなのだろうなあ! これ、感心しきりですよ。ただ楽譜のとおりにやればいいってもんじゃないんだって。その場その場で臨機応変に変化していく、それが本来のお囃子で、その変化の起点を作り、全体を率いるのがるな子のパートである笛というのですね。るな子との勝負に1回で決めるとは約束していない。無理を通そうとするさなみ、その気持ちの真っ直ぐさですよ。そして、さなみの頑張り、それがついにはるな子の要求に応えるに至って、ああ、この本気と本気でぶつかっている感触。とてもいいですね。そしてふたりのツンデレ、ちゃんと見守ってくれている大人の存在もいいと思います。

『疾風ういんどみる!』。第4レースまでの順位が出ました。聖風101番と彩湖105番が同点1位。ああ、やっぱり実力者なんだ。そしてふたつ空いてようやく5位、6位に風鳴が入ってくる。しかし3位とは3点差。もしかしたらはやて、ふーこ組は3位以内に入ることがかなうかも知れない! その結果は最終レース次第だっていうのですから、このレース、否応なしに盛り上がりますよね。すでにレースの勘を掴んでいるふーこ。この子の風を読む能力、これを活かせれば最終レースで上位に食い込むこともできるかも! そう思わせたところに、ええ、風がくるんですよ。聖風101、いさな艇を抜きさっていくはやて、ふーこ。そしてトップのナナ、ミミ組に迫るというその時にアクシデント! ほんと、これ、どう決着するのか。まったく読めない。トップ集団の中、落艇してしまったミミを拾ってしまったふーこ。これ、はやて、ふーこ組の復帰が遅れてしまっている。ナナ、ミミ組のリアイアを持って、はやて、ふーこ組を上位に上げる!? あるいはここから再びはやて、ふーこ組、ナナ、ミミ組ともに再起、しのぎを削る!? ほんと、わからない展開になってきましたよ。もう、はらはらさせられっぱなしですよ。

『黒髪巫女とマリアウィッチ』、これ、最高だよ! 今回は「コミフェに行こうの巻」。同人誌の大イベントコミックフェスティバル二日目にクロエ、儀子が参加するというのですが、おお、クロエの高揚よ! そしてふたりはコスプレにて参加する。うわー、なんだこれー、儀子、たまらん素敵さ加減だな! いやもう、最高だと思う。この子も、あの姉あってというべきか、魅せるということをわかっている感じですよね。そしてクロエの唐突の出会い。完璧なぷにアドミラル様のコスプレ! おお、クロエの高揚よ! しかもウィンクなんてしてもらえて、あの舞い上がりよう! そして本日の目当て、七統さんの新刊ですが、出遅れてしまった、売り切れてしまったーっ! からのサプライズ。ほんと、今回のクロエの気持ちのアップダウン。あの感情の高まり、憧れ、喜び、夢の叶ったという時の突き抜けきった様子とか、もうたまらんですね。最高でしたよ。しかし、その憧れの七統先生、まさかの頼子ってんで、クロエほんと大変なことに。戸惑ったり、またサプライズかって気持ち荒れちゃったり、でも新刊読んだら最高で、そこに頼子の美点を見出して、最後には念願の記念撮影でしょう。もう、最高ですよ。もう最高でしたよ。

『トモダチヅクリ』。めちゃくちゃ面白いですね。スーパーで買い物してる麻乃をアカリ、巴が発見。静はいないのかと聞かれたら、私の部屋で留守番してる。麻乃の答えに、同棲してるの!? 巴ったらえらい想像するな。というか、先輩からいろいろ聞かされてるからなあ。このふたり、芽衣たちの中では付き合ってることになってるわけで、しかしこの誤解、今回を通してさらに深まっちゃいないかい!? 今日は鍋をやります。巴とアカリもこないか。麻乃に誘われていってみれば、静がえらいお出迎えですよ! まさかの裸エプロン(風)。ヘコんで落ち込む静とか、ほんと、素晴しいもの見せていただきました。ご飯食べながらのお嫁さん談義とかね、どんな人が理想? その問いに対する麻乃と静の答聞いてね、シズのことか…? マノのことか…? とにかくふたり相思相愛にしないではおられない巴がおかしい。今回は巴の好み、筋肉好きも炸裂して、いやあ、いよいよこの4人の仲も深まろうといった風で、すごくよかった。別れ際の巴の表情、思ったこと、それがすべてだったと思います。ええ、小さなこと気にしないでいい、そう思って吹っ切れた巴のハグ。とてもよいものでした。ほんと、戸惑い恥ずかしがる麻乃もキュートでした。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第9号(2017年9月号)

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