2017年7月1日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2017年8月号

『まんがタイムきららキャラット』2017年8月号、先日の続きです。

すわっぷ⇔すわっぷ』、文化祭の話です。出し物の相談から本番まで一気に描ききるというスピード感がいいですね。演目は白雪姫ですよ。春子は色白黒髪だからきっと似合うね。春子がヒロインだったら夏子が王子様で決まりだね。どんどん話が進んでいくの悪くないですよ。というか、春子と夏子はクラスでもカップル認定されてるらしく、いやいやいい展開でありますね。白雪姫役、春子と夏子で代わることになりました。そうか、王子は出番が少ないからか。ということでキスをする前提が生じまして、練習を終えてからの帰り道、キスをして別れるという、なかなかに素敵な状況となりました。しかしこれ、誰にも目撃されないものかな。本番でのアクシデントとそのリカバリーも面白かったです。ほんと、キスしまくりの入れ替わりまくりの大ハプニング。けれどそれが評判よくってなによりでした。ええ、そりゃ盛り上がったろうって思いますよね。

『恋する小惑星』、これよいなあ。先生からもらった温泉の回数券。地学部の皆でいきましょうって話になったんですが、ほう、送迎バス出してくれるんだ! それで学校に呼んじゃうとか、もうここから面白い。最初、スーパー銭湯みたいなものかと思ってたら、本当に温泉なんですね。なるほど、つまりは地質回であるわけか! 露天風呂でも岩や敷石を観察しちゃう。天文班は天体に興味が向かっちゃう。こうした生活の中にも興味の向かう先が普通にあるというのがよいですね。泉質の話も地質寄りかな? と、ここで語られた化石海水の話。へー、こうやって封じられた海があったりするんだ。これは知りませんでした。こういった地質、温泉の話も面白かったんですが、ともに描かれる皆の個性も魅力的で、そして思わず知ることとなった遠藤先生の過去。みらがちょっと先生に優しくなってるの、これもまたよかったですね。

『アニマエール!』はチアショップにいくことになりました。そういうお店あるんだ。それでテンションがめちゃ上がるこはね、と思いきや、おお、さすが宇希さんです、こはねを後ろからはがいじめして、体力使いはたさないよう抑えちゃうんだ。ユニフォームを試着してみたり、目にも麗しい展開、でもひづめは縫製、作りにばかり興味が向いちゃってたりね、際立つ皆の個性がチャーミング。虎徹の見せ場がいかしましたよね。ひづめの相談に答えて、いや、虎徹が心配してること、気の毒に思ってることはわかるんですよ? でも着実に言葉がひづめの心を削っていく。そしてひづめの相談、皆で改善策を講じるんですけど、いやあ、なんか無茶な方面にいっちゃったよ! だって、学校の廊下にチア服着て満面の笑み浮かべてる子とかいたら、とりあえず距離置いちゃうじゃん! 勇気出して大丈夫かと聞いてくれた子に答えて、ドン! ウォー! リー!! 面白いよ? 面白いけどさ、ほんと、ひづめさん、体当たりすぎる……。でもこの騒動、こはねのアシストで見事落着して、ああ、やっぱりひづめ、クラスの憧れの君だったんじゃん。かくして悩み相談は上々解決して、でもこはねがヘコんじゃった。ヘコんでるこはねっていうのもめずらしいですね。ツヤツヤひづめとかもそうか。ほんと、面白いものたくさん見られました。

『ふじょ子とユリ子』。面白いですね。ふじょ子に同人誌見せられたユリ子。ふじょ子もちょっと描いてるっていうの見せてもらって、おお、ふじょ子はあんまり絵がうまくないのか。でもそれでも可愛いって思っちゃうユリ子の気持ちはわりかし本物なのかも知れん。でもってユリ子は絵がやたらうまくて、おお、興奮するふじょ子ですよ。その絵に惚れられて、原作どんと山積みでおすすめされる始末。これからいよいよ読もうという矢先に、どんどんネタバレされていくところとかおかしかったです。でもってお風呂ですよ。ピエールと亀太郎のお風呂ポスター。これって本当に貼るものなの!? 思わず体を隠してしまうユリ子がおかしくて、でも気持ちはわかる。気になるよねえ。そして嫉妬からシャワー攻撃してみたら、まさかの温度で服が透けるギミックつき。ふじょ子はあくまでもマイペース。そんなふじょ子に惚れた弱みから振り回されてしまうユリ子というのがおかしかったり可愛かったりです。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第8号(2017年8月号)

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