2017年7月7日金曜日

『まんがタイム』2017年8月号

『まんがタイム』2017年8月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。昇進祝いで乾杯、でありますよ。部長代理はジョッキでビール。『さわらせてっ!あみかさん』あみかさんはグラスでビール。『見上げればいつも妹が。』ツブテはビール、遥はクリームソーダ。『まりあ17』まりあは、ええと、これ、牛乳? いや、色が青いな。皆、手にした飲み物をかかげて、乾杯。その様子、意気軒昂として実によいですね。

『瀬戸際女優!白石さん』。若手女優に自分の領域を脅かされる白石さんですよ。若木綾。ひとまわり近く若いこの人に、CMもなにも活躍の場を奪われて焦る白石。いや、荒れるといった感じか。ポストにやつあたりしたりさ、ほんと、こんな様子見られたら大事ですよ。加齢には勝てない白石さん。ライバル若木について知れば知るほど勝ち目がないんじゃないか、そんな気持ちにさせられて、ああ、正念場か。そう思ったら、おお、若木嬢、いいじゃありませんか。テレビの姿は作り物。白石さんに凄んでみせて、そうしたら白石さんもスイッチ入って、あ、若木さん押し負けてる……。白石から見たら順風満帆に見えた若木だけど、この人にも悩みがあり、なるほどその鬱屈があるから白石にあんな態度とったんだな。なるほどなんだか共感できて、そしてそれは白石にとっても同じだった模様。ラストのふたり飲み。最高の先輩後輩じゃないですか。いかしましたよ。仲良くなっちゃえ。

『秘書の仕事じゃありません』。社長が夏バテ? まともな食事をとらない。でも食欲自体はあって、またバタバタ騒ぐところも変わりなくって、弱ればいいのにって微妙に思われてるところ、ああ、この社長らしいですね。プールですよ。運動してお腹をすかせればいいって室長の発案で、けどそれが博士のおかげで大変なことになって。サメ! メカなサメに弄ばれて、ああー、これが見事におしおきになっちゃった。ええ、社長、サメにしつけられましたね。

『両手に花村さん!』。店長の携帯電話を見てしまったみのり。待ち受けには店長と同じ名字の小さな女の子の写真が設定されていて、まさか、まさか子供さん!? おお、違った。店長のもとにエプロンを届けにきた女子高生、岩崎ミサ、この子の仕業だったっていうんですね。そうか、自分の小さな頃の写真。そうか、大好きな兄に寄る女を牽制しようとしてるんだ。はたしてここまで兄貴ラブな妹などいるのだろうか。まったく都市伝説ってやつじゃないのか。イエティの方がずっといる可能性高いよね、なんて思ったりもするのだけど、ともあれみのり、ミサから敵認定されてしまって、おお大変だ。しかしこれ、ラストにみのりと勘違いしてめいに話しかけちゃったミサがよかったですね。ええ、これ、そうとうな煽りに感じられたことでしょう。

『天子様が来る!』。ほんと面白い。異世界召喚もののあれ。ソバを打ってふるまってほしい。おどろおどろしい見た目ですごく丁寧な仕事! お父さん召喚しちゃったら店大変だろうから息子を呼んだっていう、そうした配慮含め、細やかで、最高でした。けど、これ、最近はやりの異世界ものと食事もの、両方押さえてて、結構ポイント高い話なのでは? 隠れ家すぎるバーも素晴しくって、お客、みんなボロボロやん! 「ひと騒動」のボディーガードたちのいかにも頼りになりそうな風貌。集まってくるパトカー。ほんと、見た目にもその展開にもやられまくりでした。この他もすごくいい。「2秒に1回ペース」最高。「純愛」に思わず貰い泣き。っていうか、その求愛行動、よく考えついたな! そして最後の受験生。もう、どいつもこいつもハイレベルで一級品揃いですよ。

『さわらせてっ!あみかさん』。あみかさんに迫るベリーダンス教室からの圧、見事ですね。衣装に使う糸やら小物を探しにやってきたシフォン先生。選ぶの手伝ってというそのひとことに、一気にやる気になるあみかのその様子。いいわあ。シフォン先生の口車にころってやられかけてるし、でも今回残念なの、ああー、まひろちゃんは遠慮しちゃうんだ。あみかさん見るだけでもいいからつきあえばよかったのに。でもって願わくば、まひろんも体験してみてほしい。そして、本当は怖ろしい沙織の真実。というか、沙織、やばいよ、発想がやばいよ。衣装ショップで小物にときめくあみかさん、とてもよかった。もはや変態性を隠そうとしない沙織に感動。そしてラストには例の女子高生。神格あがった? って、いやもう本当にあみかさんのこと神としてあがめていらっしゃる!?

  • 『まんがタイム』第37巻第8号(2017年8月号)

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