『まんがタイムきららキャラット』2013年11月号、昨日の続きです。
『ぷらいまりィずむ!』は、さゆらめいふと同じクラスの女の子、蓮沢さんが登場ですよ。地味で目立たないから、学校最凶と名高い「あの双子」さゆらめいふから目立つ秘訣を学ぼうとしてるっていうんですね。ああー、それは間違ってるよ! しかし、冒頭のさゆら、タヌキを思い浮かべてる時のね、なんか普通の子みたいで、普通に可愛いなあ。ああ、タヌキっていうのは蓮沢さんですね。髪をお団子にしてるから、シルエットがタヌキ。この蓮沢さんが、「あの双子」の後を追って、水橋家に到着。双子をしかるニコ姉の存在におびえたり、それからココ。あのタヌキの着ぐるみ、めちゃくちゃ可愛いな。ぽんぽこ! しずのんがお母さん扱いされたり、お父さんの発想がおかしかったり、ほんと、なんかゴタゴタと混乱が楽しい話だったんですが、この蓮沢さん、今後も出てくるのかな。なんだか、面白くなりそうですね。
『あまゆる。』は、アヤのお家に皆で泊まる、ええ、イベントですよ! 農家へ社会科見学、っていうんですが、ほんと、いつもとちょっと違う毎日になる。アヤも自然と方言が出たり、くつろいだ感じ? なんだか見ているだけで楽しそうです。しかしアヤの家、築およそ110年。10部屋あって、携帯の電波は届かず、そして田んぼに山に山。旧家ってやつですか? なんかすごいですよ。中学校では三年生がアヤひとりだったから、卒業アルバムが見事に手作り、なんだろう、面白い。皆にはそんなアヤの生活や、これまでが新鮮で、面白そうで、アヤにとっては久しぶりににぎやかな我が家。それが嬉しい。皆それぞれに楽しんでる、そうした様子が実によかったと思ったんですよ。アヤだって、子供の頃の話を積極的にしてくれたり、田植え機とか夜中のトイレとかもね、ほんと、いきいきしていて最高。都会の家に憧れるアヤなども素晴しい。最高でした。そしてアヤのお母さん、本気で後継者を探してるんですね。捕まるハル。けど農業話だけじゃなかった。そうしたのもまたよかったです。
『ブレンド・S』、悪くないですよ。喫茶店のお話。苺香が店にいったら、店長がちびっ子に馬乗りにされている。麻冬さんっていうんですね。星川麻冬。クールで厳しいホールスタッフ。見た目には小学生、実際は大学生っていうんですね。けどこの人、一旦ホールに出向くと、見事に妹キャラを演じて、この全然普段と違うところ、って、ああ、苺香も一緒か。ほんとはおとなしく優しいこの子は、ホールではドSキャラだったんだった。いやもう、おかしな喫茶店。綺麗な絵、魅力的なキャラクター。悪くないですよ。最後の苺香の挨拶も、実にセンセーションでした。
『ネガ→ポジ』、いや、よかったですよ。音々の妹が寮にきたっていうんですね。背が高く、胸も大きく、明るく笑顔の、音々とはずいぶん雰囲気の違う女の子。宮古桃。お姉ちゃん大好きで、いきなり綾乃が敵認定ですよ。真白とは意気投合して、そしてこの子が泊まっていくとなって、ここからの展開、ちょっとびっくりしました。音々、いつも笑わない。妹は素直。優しくしてあげたら。いろいろ綾乃と知沙にいわれて、ああ、音々、ずっと気にしてきたんですね。まさかこの子が、こうして涙を見せるだなんて思わなかった。けど、ほんと、よかった。桃は桃で、小柄で落ち着きのある姉と比べられるのが嫌だった。そうした妹の気持ちを知って、音々、しっかりと自分を取り戻して、ほんと、音々よかったなあ。今回は音々がちょっとネガティブで、そしてポジティブに変わっていく、そんな話。しみじみとしていい話でした。
『フレラジ☆』、朱木茜のアフレコ初仕事なのだそうですよ。って、ええーっ、意外。新人声優っていうから、墨田さんとか普通に仕事してたから、茜もそんな感じなんだと思ってた。違ったのかあ。ラジオとか出てるから、ある程度の実績を持ってるのかと思ってた。そうじゃなかったんですね。今回はそんな茜の四苦八苦。なんといってもあがり性。前は、緊張のあまり体調不良。今回も睡眠不足。緊張でかたまっているところ、いろんな人に声かけてもらったりもするんですが、緊張がほぐれる様子はないんですね。収録では声も出なくて、そんな彼女を叱咤する先輩白河さん。休みをとって、落ち着きも取り戻して、収録も無事終わった。あの一仕事終えた茜の表情がよかったですよ。こうしてひとつひとつ山を越えて、少しずつ育っていくんですね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第9巻第11号(2013年11月号)
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