『まんがタイムファミリー』2013年11月号、昨日の続きです。
『カラフルぶらぱん』、結構いい感じに落ち着いてきた、そんな印象ですよ。今回は父編ですね。息子ナツが、親に内緒のバイトをしている。兄は兄で、ナツの部屋にて女性ものの下着を発見したりしているもんだから、なんともいえずにいて、っていうか、そんなの、すぐばれるところに捨てちゃ駄目じゃん。職場に戻したらよかったのに。しかしもうアキが酷くって、「街角の小さい店で女物のパンツを売っています」。酷い! しかも女装させられてっていうんだから、もっと酷い! ナツはお母さん似だったんですね。父が街で見掛けた亡き妻の面影。もう、いい話なんだかどうなんだか、さっぱりわからない。けど、最後にはなんだかいい感じ風の話になって、ナツのバイト継続も決まって、いやあ、めでたしめでたしでしたよ。
『軍神ちゃんと呼ばないで』、気にいってますよ。五百の兵で二千の敵に立ち向かわないといけなくなった謙信。思いっきり現実逃避しとるわけですが、それでも夢に毘沙門天が現れたり、って、折角の教えてくれた必勝の策を覚えてないとか、とにかくやる気がない。それでも、勝手に勘違いして士気を上げてくれる兵士たちがいるんですから、謙信は果報者ですよ。しかし、あのいつもいつも勘違いしてくれる兵士、角のついた鉢金をつけたあいつですが、あれは単なる兵士代表なのか、それとも固有の個人なのか。そのあたり不明ですが、モブ代表でも面白いな、そう思っています。
『純情小町』は文化祭を目前に、部ではなにをやろうか、話しあうんですが、その前に、去年は孤独だった綾鷹さん、いやもう今年こそは楽しんでくださいよ。メイドのコスプレ、いやもうこれも可愛くて、ハロウィーンも魅力的。いや、茶席には似合わないから却下されちまうんですが。それで戦国茶会なるイベントが企画されて、郁はナレーター、コスプレする気はないのか。しかしシナリオ頑張って、衣装道具も頑張って、そうしたらゆっきーの祖父も頑張って、なんだかすごいことになりそう。大茶会。それは来月に描かれたりする? いやもう、これは面白そうですよ。
『かしこみかしこみ』は、ムクのドングリの謎が明らかになりましたよ。あれ、二本足で立つコツを教えるために、山椒がくれたものだったんだ。しかし、町の人たち、ムクにはドングリ、それ以外だとなんだか違和感覚えて、あれはムク? それとも影武者? 噂になったりするんですね。しかし今回は凝りない坊主ですよ。ペット自慢でできもしないことをいってしまう。ジョンは二本足で立てるんだぜ。それでムクのドングリを頭に乗せたらなんとかなるんじゃないか? ならないんですけどね。それで奏衣さまにお願いして、桜橘は教えるの下手なのか……。山椒にトレーニングしてもらって、で、なんとか嘘を嘘じゃなくしたというのに、今度は話せるとか! けど、この子に振り回されてる皆ですけど、その手助けの様子、面白くて、桜橘もいいですよ。奏衣さま、子供時代からお可愛らしい。そしてムクと山椒。このふたり。ええ、たいそうよいお話でした。
『地味なコ、派手なコ』、素晴しいな。クラスの出し物でメイド喫茶。扉絵は西條サンと千草のメイド姿。ああ、なんて美しいんだろう。御仕着せのロングスカートが素敵です。しかし本編では、ロングスカートのメイドは西條サンひとり。それで目立っちゃうっていうんですね。そして今回は面白いもの見られました。がっかりする西條サン。楽しみにしてた千草のメイド姿だったのに、制服のままだっていうんですね。それで無理矢理メイドにして、そしたらけしからんって。いやほんと、驚きの魅力ですよ。ところが千草、自分の魅力に気付いてない。でもそれがこの子のらしさだと思います。今回は西條サンよりも千草の側にスポットが当たって、自分は地味だからと引っ込み思案。それじゃ駄目だって、千草のいないアルバムなんて嫌だって、そういってくれる西條サンは、ほんといい子だなあ。慰めとか励ましとかじゃなくて、心の底から、千草のことを好きで、千草の写っている写真、アルバムを欲しいと思っている。西條サンの、自分にとってのよかれが、千草にとってもよいものとなっている。それがとてもよかった。また、千草が自分自身を見付ける、そんなきっかけにもなった。ええ、とてもよかった。ほんと、ふたりはいい友達です。
- 『まんがタイムファミリー』第31巻第11号(2013年11月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿