『まんがタイムスペシャル』2013年11月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』。秋、運動会の季節、ということで、チアリーダーなのかも知れませんね。マキとリコ、ふたりチアリーダーの格好で、あの笑顔、頬寄せ合ったりしましてね、なんて美しい娘らだろう、そんなこと思わされる表紙でありますよ。そして『どろんきゅー』、秋らしく葉っぱのお面のイラスト、す、素敵ですねー! 『ゲキカラ文化交流』、単行本告知カットもございます。
『ピンポン☆ブー』は部活ものの定番とでもいいましょうか、顧問問題が出てきましたね。中庭花壇にてボールやらいろいろを食らっている人、大平先生が冒頭に紹介されて、なるほどこの人が顧問になるのだな。そう思っていたらなにやら簡単ではない模様。景二がなんでも舐める宣言をしたり、いろいろおかしなやりとりもあったわけですが、校則ですよね。クイズ関連の部活は禁止、クイズ甲子園出場も禁止されている。この謎の規定に大平先生が関わってる、そんな匂いがする。なんかやらかしたのかなあ。いやもう、続きを楽しみに待つしかないですね。
『趣味じゃない園芸』、秋になって大雨、大風となったら、逆にお客さんがきたりもする。なるほど、銀杏が拾えるんですね。いいなあ。そりゃ蘭々じゃなくても拾いにいきたくなりますね。今回のメインはバラですね。日本にも原種があるというの、万葉集には茨が詠まれ、古今和歌集には薔薇(そうび)が詠まれているんだそうですね。なるほどなあ、なんで薔薇でバラと読むんだ、そう思っていたんですが、もともとは字に見たとおりさうび、しゃうびと綴り、そうび、しょうびと読んだんですね。と、ここまでは知ってたんだけど、今調べてみたら、薔薇と書くのは中国から渡来してきたものをいうのか。なるほど、日本の種としてなら、本編にいわれているとおり、茨(うばら)となるんですね。今回のポイントは女子力アイテムとしてのバラでしょうか。香り、食べ物、バラ科にまで広げれば果物もたくさん。みたいな話があったと思ったら、なるほど、これは伏線であったか。最後に回収。銀杏の、落ちてるものなら持っていっていいというのと絡めて、バラの花びら、それらが精油になるという。発揮される女子力、もちろん蘭々じゃないっていうのがこの漫画でありますよ。
『銀河系女子高生ありすちゃん』は文化祭でありますよ。なにをやるか、その問に、宇宙転移装置などといい出すありすちゃん。それを春菜がフォローして、プラネタリウムになるんですね。いやもう、春菜、ヨータがいかしてましたよ。そういえばこのクラス、宇宙バカが2人もいた! 宇宙バカなのか! 天文のマニアとか、そういう域を超えちゃってるのか。いやほんと、ふたりともナイス挙手でした。今回はありすちゃんが、銀河は銀河でも半人前ということが語られて、って、半人前の銀河ってどんなんだ!? ともあれ、それっぽくいいこというヨータ。なんかかっこいいな。一人前の銀河のイメージ、銀河ドレスのありすちゃん、エレガント、とってもきれい! 前日の泊まり込み、必要ないのに泊まるという皆、そのイベントを楽しもうという意気やよしですね。ほんと、このわいわいとしたお祭りの楽しさ。そこに密かに影を射す、ゆせの言葉。ああ、切ない。けど、だからこそありすちゃんは、今の楽しみすべてに精一杯なのかも知れませんね。そして最後のプラネタリウム。ちょっとがっかり落ちだったけど、それもまた文化祭のひとつの風景でしょう。ええ、楽しかった。プラネタリウムのスイッチが入った、その時に感じられた特別な瞬間という実感、これが実に素敵でした。あ、ゆせちゃんが2D酔いをさけるため、下向いてますね。
『美味しいタノミゴト』も顧問問題ですよ。早速原田先生をワナでもって捕まえて、って、物騒だな。けど先生は簡単に脱出して、ともあれ、調理部の顧問になって欲しいとお願いするんですが、条件を提示されてしまう。祖母が作ってくれた味噌汁の味を再現して欲しいっていうんですね。咲月の絶望感がいいですよ。この先生じゃ不安だ。そんな気持ちがバリバリ漏れ出していて、そして味噌汁作りなんですが、これもまた酷い。器は黒かった。って、それ手掛かりじゃねー! ここからですよ、とてもよかった。赤みそ、白みそ、信州淡色味噌、一口に味噌汁といってもいろいろあるんだなあ。どれもちょっと味を見てみたい。そう思わせられるところ大きくて、でもって目的の味噌汁、それが完成する。豆腐と黄ニラの味噌汁。ああー、試してみたい。先生大喜びで、そしてこの味噌汁で深まる咲月と美琴の友情。あの忘れませんの一言、あれは効きました。
- 『まんがタイムスペシャル』第22巻第11号(2013年11月号)
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