2012年8月15日水曜日

うぽって!! らいふる・らいふ

 先日、とらのあなでのこと。思い切って『うぽって!!』BD全巻予約だーっ! と思って予約票のコーナーにいくと、これがないんですよ。で、こういう場合はレジでもどこでもいいので店員氏に、予約したいので予約票を作って欲しいとお願いすると、しばらく後にできたての予約票が渡される、とまあそんな次第であります。で、その待ち時間、やることないからぶらぶら店内見てまわってたら、おお、『うぽって!!』のOP、EDのCDがあるじゃん。しかも初回限定でミニポスターもついてくる。買おう。で、まだできてこないのでさらにぶらぶらしてたら、ラノベのコーナーに、あ、『うぽって!!』あるじゃん。買おう。ええ、『らいふる・らいふ』がありまして、いやもう、衝動買い。いつか買うんじゃないかな、そう思っていたんですが、ええ、買っちゃったんですね。

で、読んだんですね。きっちりとした説明が丁寧で親切といった作風です。なるほど、そう頷きながら重火器や軍的話題を知ることができるというのは面白く、で、肝心のFNCやL85A1たちのキャラクター、それもうまいこと盛り込まれているから、さらに面白い。ええ、よかったですよ。もちろん内容はアニメないし原作を知っていれば、それだけしっかり楽しめる。アニメではオミットされているのかな? えるの金欠設定がばっちり生かされていたり、それからしぐのふんこラブ。これも、そんなに明瞭には描写されてないんですけど、うん、しっかりよくわかる。サービス精神旺盛、そういった感じの楽しませてくれる本であったのですね。

サービス精神は章立てからも感じられまして、ええと、この本は短編集なんですね。5本のエピソードが収録されていて、それぞれに小中高がメインになっている。1章が中学メイン、2章は高校、3章が小学生で、4章で中学に戻り、そして最終章が小中高みんな揃っての大運動会といった具合です。エピソードの主体は基本銃がらみなんですが、高校編ではレーション、戦闘糧食ですね、の話があったりして、で、ほんとにそういう店って存在するの? あるなら、そしてそれがおいしいなら、是非ちょっと試してみたい。なんて思ったりもしたのでした。いや、でもほんと、原作でもアニメでもそうなんですが、いろいろ紹介されているもの、まあ銃器が基本ですけど、そうか、いろいろ違いがあるのか、じゃあその違いとやらを試してみたい、経験してみたい、なんて思ってしまうのが非常にまずいです。いや、ほんと、楽しそうなんだもの。その対象に向けられた愛とでもいったらよいものでしょうか、いいかげんに取り扱っていないというのがよくわかる。その、本当に好きなんだなあという感触が私を引き付ける要因になっているんですね。

ノベライズからも確かに伝わってきたその感触。だからなんでしょう、漫画と文章というメディアの違い、そこから感じる手触りの違いこそあれど、漫画、アニメと同じく楽しむことができた、そんな感じに思っています。また原作者による四コマも2本収録されているんですが、それがうまいこと4章5章の内容を受けていて、いい番外落ちになっていました。原作から渡されたバトンを、ノベルが受けて、また漫画に返したとでもいいましょうか、そういったいい繋がり、連携が感じられたところもちょっと嬉しく思いました。

あ、そうそう。たまたまM16の取説漫画、見かけていたものですから、4章「LSA・パニック」、具体的なイメージ持って読むことができてラッキーでしたよ。実際、この漫画、アニメ、ノベルも、実銃やその周辺の知識があればそれだけ面白さも増しそうです。ほんと、自分も、急速に銃に関する知識を増やしていってる、そんな具合。危険な感じ。楽しいです。

  • 天王寺キツネ『うぽって!!』第1巻 (角川コミックス・エース・エクストラ) 東京:角川書店,2010年。
  • 天王寺キツネ『うぽって!!』第2巻 (角川コミックス・エース・エクストラ) 東京:角川書店,2011年。
  • 天王寺キツネ『うぽって!!』第3巻 (角川コミックス・エース・エクストラ) 東京:角川書店,2012年。
  • 天王寺キツネ『うぽって!!』第4巻 (角川コミックス・エース・エクストラ) 東京:角川書店,オリジナルアニメBD付き限定版,2012年。
  • 以下続刊

BD/DVD

CD

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