『まんがタイムファミリー』2012年10月号、先日の続きです。
『かしこみかしこみ』、これ、やっぱりよいですよ。初葉神社の狸と狐がお手伝いにきてくれる。狸のムクはのんびり、狐の山椒はてきぱき有能。今回は山椒を中心に描いて、なるほど山椒、コスプレ、格好から入るのか。庭掃除には小僧の格好。本堂の掃除には小坊主の格好といった感じで、けど、ここ神社……。働きものの山椒、なにかしてないと落ち着かないみたいですね。で、仕事するにはなにか着ないと落ち着かない。風船配りで猫の着ぐるみやら自分の着ぐるみやら、有能だけどいろいろ大変な子なんだなあ。けど、ほんと可愛らしい。あの、のんびりするための衣装、ムクの着ぐるみ、あれは面白かった。着ぐるみだから、ちょっと大きいんだ。いや、ほんと可愛くて面白いですよ。
特別企画であります。「あのコと同じクラスだったら」。参加者は、香日ゆら、しめ子、あろひろし、おーはしるい、安堂友子、矢直ちなみであります。漫画の登場人物が皆、セーラー服やブレザー、学生服を着ましてね、さすがによねちゃんは違和感ないです。めんどくさいおなごなのか……。違和感ないのは平成のかなたさん、そしてヒタキと雪ですね。でも、丹沢さん、うん、大丈夫だ。で、こういう子いたなあ。赤星さんも須藤さんも、こういう感じの人はいて、なんだろうこの身近感。うん、赤星さん、実にいい感じです。なんだかんだいっても世話焼きなんだな。違和感というと、やっぱりフェアリーズなんじゃないかと。人外だものなあ。ある意味、なんでもありかも知れない人たち。いや、人じゃないか。ろくなことしない。けど、こういう人がいる学校っていうのは、楽しくまた風通しもいい、いい学校かも知れません。
『ひよっこシスターの安息』。なんと綺麗なカラーでしょう。シスター雛形が綺麗可愛いのはいつものことですが、シスター根津もシスター栗栖も素晴しい。なんて綺麗なんだろう。見事、素敵なカラーです。で、本編はというとシスター雛形、力が強いよねっていう話。握力がある。腕相撲も結構やれそう。てなもんで、商店街主催の腕相撲大会に出るはめになった。最初は断わったのに、故障者の穴埋めで出ることになって、そうなったら優勝狙いなのか。すごいな、雛形さん。争いごとの前にお祈り。決勝戦前にはCM。意気込みとは無縁で、けどそれでも優勝は狙う。相手はラーメン屋の大将。純情をもてあそばれてしまいましたね。いや、ほんと。シスター雛形のまったくその気のないところが実によいですよ。
『ヒタキあやかしゆき』は、笹目さん、すっかり馴染んでるな。ヒタキの周辺に自然に溶け込んでる。で、雪はというと、お化け屋敷ですってよ。癒やしになるんじゃないか、ヒタキの甘言、カモがいるのか? わくわくと喜んでる雪が可愛いです。でもって、お化け屋敷。幽霊は駄目なんか。生きてないから駄目なんか。なるほどなあ、いわれてみればそのとおりかも知れん。しかし、怖がって、騒ぎになって、冷気を失って、それでアイスクリームを知って。ちょっとヒタキ、酷いことしちゃって慌てちゃってたけど、でも最後にはちゃんと落ち着いて、落ち着かせて。いい少年だなあって思いますよ。
- 『まんがタイムファミリー』第30巻第10号(2012年10月号)
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