『まんがタイム』2012年9月号、昨日の続きです。
『天子様が来る!』は素晴しいなあ。ヒャッハー!! こういうノリ、大好きです。先日登場した、必要以上に望みを叶える新妖精七星でありますけど、いい感じに大活躍して、うん、過ぎたるはなお及ばざるがごとしなんでありますね。なんだかいつもことがうまく運ばないユキジとの対比がえらいことになって、逆にユキジの魅力が増したように感じますよ。不憫で不憫で、けれどお人好しなユキジと、とにかく有能だけど辛辣厳しい七星。なかなかの好対照であります。
『ノコひけ!工業娘。』、いい感じに生徒たちのキャラクターがたってきてますよね。先生が好きな生徒がいれば、抜き身で工具のお嬢さん、この人いいなあ。相川ですよね。木目川。神菜先生の薫陶を受け、木材を見れば削りたくなる。いや、でも、工具を使えるようになって、綺麗に鉋がけできるようになったら、削りたくなるのは自然に思います。キャラクター性に頼るところの少ない漫画と思いますが、キャラクターの魅力もしっかりあって、これはうまく育って欲しいぞ、そう思います。実際、工具や規格の話など、面白い。あちらもこちらも楽しめる、それはとてもよいことですよ。
『綾のかるた』、悪くないですよ。思った以上に本気でかるた。本気で百首覚えて、それで先輩とハンデ戦。ちっとも歯がたたない。力の差、そこには努力があるからだ、そうしたことに気付かされて、いやほんと、真面目にかるた、しっかりかるたでありますよ。1枚しか取れなかった綾、けれどそれを得意札にしていけばいい、そうした札を少しずつでも増やしていって、100枚を得意札にしよう。このはげましはぐっときましたよ。予想していたもの、軽く超えてきて、ほんと、これは魅力です。
- 『まんがタイム』第32巻第9号(2012年9月号)
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