『まんがタイムきららMAX』11月号が発売です。今月は、創刊5周年だということで、ちょっと表紙がゴージャスです。なんと背景が金色。これって、ゴージャスなのはいいけれど、指紋がつくと変色したりして、保管しにくかったりするんですよね。そして、特別なのは表紙だけでなく、ふろくも付いてます。アニメになった『かなめも』、そのアンソロジー小冊子がついてきて、ともない価格も特別に。450円。いつもよりちょっと高い。けど、冊子は面白かったから、まあ問題ないかなって感じであります。
『ラッキーストライク!』第2回です。これからいよいよ本気のボウリングを見せますよ、というその前段が描かれて、前回負けてみせたリンのユニフォーム、リスタイといった気合の入った格好も素晴しければ、ボールの穴の調整なの? それに取り組む表情も凛々しくて、あ、なんか面白そう。のんびりボウリングやって、というような漫画でなく、なんだかしっかりした部活もの、スポーツものになりそうな予感がして、これはちょっと期待がすごいことになりそうです。前回、傍若無人なプレイをしたレンはといえば、先輩たちからばっさばっさとマナー違反指摘されて、ええ、これは面白いです。あ、それと、レーンって油ひいてあるんですね。知りませんでした。ほら、こういう、知らなかったことを知ることができると、評価が上がりやすい、私の場合。これは本当になんだかよさそう。これからが楽しみです。とりあえず、来月はリンがレンを軽くいなしちゃうっていう展開が予想されて、楽しみです。
『コドモの領分!』、ドビュッシー思わせるタイトル、ゲストです。なんだか口の悪いちびっこが、高校生のお姉さんたちに可愛がられる話? いや、そうじゃないな。絵柄は、ちょっとKashmir思わせて、また『おまもりんごさん』思わせる雰囲気もあって、けどそのどちらとも違うという感じです。ちょっと気になる感じ。面白さも感じられる。結構悪くない感じです。
『フィギュ☆モ』は、フィギュア部設立のためのもろもろが描かれて、しかし部員が足りない。さりなの弟引き込むか? どうする? といったような話だったのですが、いや、ああいうのはですね、おい、弟、ちょっとこい、そしてこの紙に名前を書け。現実なら、それで決着したに違いないところです。ところで、姉の、弟がちょっと面倒くさい感じは実にらしいかも知れません。それから黒沢さん、鳴り物入りで登場したやばそうな人が、結構まともっぽい振る舞いで、ちょっと驚いてしまいました。そして、落ち。こういうの、いいですね。こういう展開、好きなんです。
『ひろなex.』、これ、ちょっと驚いた。広告かと思って、気付かず読み飛ばすところでした。また、ページを勘定したのもいうまでもないことで、なんかすごいです。で、本編、1400mmですが、ああ、つまりそれが身長なのか。広菜の身長は、140cmなんですね。
『ふわっちょこ』、ゲストです。かわいい女の子たちの、ちょっと不思議なトークを見て楽しむといった感じ。とりあえず、のんが天然だということがわかりました。あの点目がいいなあ。ちょっと気に入りました。絵柄も好きだし、キャラクターの雰囲気も好みです。
『おしおきっ!』、第2回。前回、ええっ! こんな展開なのっ? 大丈夫かな、と思ったものでしたが、今回、とてもよかったです。いきなりの首輪。そして前がはだけたパジャマ。どきどきしますね。『ひろなex.』の扉もはだけたパジャマだったんだけど、はやってる? どきどきしますね。さて、冒頭の首輪は夢だったわけですが、本編でも東雲さんのあれなところは充分に発揮されて、ああ、これは、あれか。『鬼畜眼鏡』の逆なのか。しかし、すっかり陥落したヒロインもヒロインなら、おしおきされたいけどして貰えない
状況を楽しんでしまってる桃花も桃花で、なんだろう、この感じ。すごくいい。ちょっとこれはつきすすんでいただきたい。そんな感じ、これはとてもよいものだと思います。
『ぽすから』、お姉さんがとてもいい。白樹と茜、ふたりのもどかしくも微笑ましい恋愛状況もすごくいい。そこに、なんだか無闇に前向き、というか、楽天的なお姉さんのキャラクターがいいアクセントになって、すごく好きな感じです。しかし、この漫画は、お嬢さんたちの服装が可愛くて、とても好み。お姉さんの服装の、胸元に抑えめのフリル、スタンドカラーはちょっとクラシカルな雰囲気で、これはいい、とてもいい、素晴しくよいです。茜の、ブラウスにキャミソール、これもとてもいい。でも、キャラクターが可愛いだけじゃなくて、ひとつの目標を持って集まった友人たち。青春群像とでもいったらいいでしょうか、その雰囲気がまたいいんですね。気になる漫画であるのです。
『はる×どり』、新連載です。受験を控えた高三女子の仲良き日常もの? 京子がとてもいい。成績のいいお嬢さん。居眠りする友人はるの頬をぷにぷにと指で押して、それで休み時間を終えてしまうなどというところもあって、こういうなんでもない、それでいてちょっと変わってるというようなところを描く四コマでしたけど、その雰囲気、すごくいい。とりあえず、女子三人、三人ともになんだか自然体。ちょっと気ままで、けれどそれは気取りのないってことなんだと思えて、そうしたところがいいと思ったのでした。
『レンタルきゅーと』、ダウジングをばっさりと切って捨てて、その現実的なこと! これは面白かった。こういうオカルトっぽいものって、やっぱりなんだか興味があって、やってみたりもするんだけど、結果はさっぱりだったりするんですよね。そのがっかり感、まあそりゃこんなんでうまくいったら世話ないよな、やれやれといった雰囲気の凝縮されたようなところがおかしかったのでした。そして、今回は落ちもがっかりを取り上げて、テーマは期待外れ? こうした、そりゃ考えりゃそうだよなって感じ。なんだか、夢そのもの、ファンタジーな存在であるハーフペットたちの、意外にシビアで現実的なところ。そのギャップ、すごくいいよなって思わせてくれました。
『チャンプルー!』、ゲスト後半です。沖縄のお嬢さんたち。田舎の子供は山や海でエキサイティングする
— 、とは限ってませんって話でした。ちょっとこれ面白い。現地の人ほどいかないってたとえ話、それはあれですね。私が京都タワーも通天閣も登ったことがないって話に通じますね。そんな、本音なんだか、屁理屈なんだか、適当なこといって、外遊びを避けようとする、その攻防が面白いのでした。ところで、アンボイナ。あれ、死ぬこともあるらしいですね。海の生き物、こわいわ。自然というのは、なめちゃいけないもんだと思います。
『ねこにゆーり』、好きっていってほしいんだよーっ
。なんという可愛さか! とにもかくにも、衝撃的なひとコマ。なんという素直な思いの発露でありましょう。そう、本当はみんなも、好きっていってほしいんだ。誰もが好きっていってもらいたいんだよーっ! そのあまりの本音感に感動を覚えてしまうほどでした。
ここで、ブレイク。今日は疲れました。明日に続きます!
- 『まんがタイムきららMAX』第6巻第11号(2009年11月号)
引用
- かぐらゆうき「おしおきっ!」,『まんがタイムきららMAX』第6巻第11号(2009年11月号),86頁。
- numako「チャンプルー!」,同前,127頁。
- kodomo兎「ねこにゆーり」,同前,133頁。
0 件のコメント:
コメントを投稿