『まんがタイムきららMAX』2014年5月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』、メインの5人がお揃いの衣装、横たわっておりまして、シャロなど実に新鮮な表情、って、あれか、そばにリゼがいるからだね! 中央にココア、チノと手を繋いで、もう一方の手には桜の花びら。ええ、春のイラストなんですね。舞い散る桜の下、なのでありましょう。千夜とリゼ、ふたりが口に指をあてている、あれはお静かに? それとも違うのかな?
『ご注文はうさぎですか?』、扉絵見ればシャロメインのアリスモチーフ? うん、本編見ればなるほど、お茶会でありますね。今日は卒業式、ココアがボロボロ涙を零していて、ああー、進級できなかった! って、チノさん、酷いです。お姉さん組、待ち合わせて進級祝いのお茶会。ああ、あの4人の姿、見ればやっぱりお姉さんだなあって思う。妹組視点だからかな? 皆で喫茶店にいけば、運悪く席が離れてしまって、上級生に憧れる妹組。いやもう、シャロの気品に憧れてみたり、その気配を察知してココア警戒してみたり。そしてアフタヌーンティーセット。へー、あれって順番とかあるんだ。お姉さん組を見てまねよう! そうしたコメディ、なるほど、芋が転がります! 面白かったですよ。のっけからホットドックで外してくるとかね、お姉ちゃんは許しませんよ! 青山さん、異常認定。最後には机をくっつけて席をシャッフル。楽しかった。妹たちの精一杯? 憧れ。なんだかいじらしくて微笑ましい。よかったです。
『きんいろモザイク』も喫茶店。けど、こちらはあんまりお洒落じゃないぞ! 30分以内に完食で無料の類。超無謀パフェに陽子が挑む! ああ、それは双葉案件だよ! やめた方がいいよ! みたいな話。ええ、あの陽子がパフェに負けていくその様子、地味に面白かったです。しかし今回の見どころは穂乃花ですよね。このお店、穂乃花の家だっていうんですね。それで休日は手伝ったりしていて、なんてことが判明。そしてカレンにアリスも接客に挑む。あのカレンの大将! よろこんでー! どこで覚えてくるんだ、この子は。しのはしので、アリスにすっかりやられてるし。このいつもどおりの感じ。実にいい。そして烏丸先生。素敵です!
『いちごの入ったソーダ水』、めちゃくちゃ面白かったです。るな、るーちゃんって呼ばれてるのか。それがバレた。こひめにバレた。そこからのこひめが最高で、やめろといわれてるのにるーちゃん。嫌がってるのを見て、さらにるーちゃん。おまえ意外とSかー!? いやもう、意外なこひめの一面。その表情も実に素敵で、そしてこひめには強く出られないるーちゃんもまた可愛くて、このふたりの関係、そのちょっと甘えたり甘やかしたりしてる感じ? かなわんですなあ。もう最高でした。雛菊が駄目押しでしたね。そして先生。絶好調ですね!
『こみっくがーるず』、ゲストです。四コマ漫画家の萌田薫子、ペンネームかおすが出版社の寮に入るところからはじまります。かおす、ちっこくて見た目小学生。実は高校生。ちびっこさが仇になって、まんがのキャラクターもちんまりした子しか描けない。それが悩みだったんですね。その上、この子、人付き合いも苦手で、なのに相部屋。少女まんが家の小夢と同室になったんですね。小夢も今日から入寮。けど、部屋すごくちらかして、まるで昔からいるみたいにくつろいでる。大物なのか? で、この子はこの子で問題抱えてて、男の子が描けないんですね。って、それ致命的じゃん! この寮で勉強できるのではと入寮すすめられたふたり。はたして10年後とか生き残れるのか、不安になっちゃって、そこを先輩にはげましてもらって、少年まんが家の翼とエロまんが家の琉姫。ああ、皆、同い年なのね。あらぬ妄想してしまう琉姫、発言が熱い翼。皆、自分の漫画のジャンルに応じた個性持ってるんですね。彼女らの同居、といっていいのかな? 一緒に過ごして、影響受けていく? どうなるか楽しみですよ。
『ガールズみっくす!』、ゲストです。こちらは連続ではなく読み切りのゲストなんですね。面白かったですよ。見た目美少女の東條春臣は男子高校生。ハルが女装している理由は、アキのことが好きだから。アキは男嫌いだっていうんですね。それで女装してる。だからといって、それが報われるわけじゃなく、って、悲しいなあハルくん! しかもアキはアキで、そんなハルをああだこうだといじめるのが楽しいみたいで、うっとりしながらヘンタイ呼ばわり、さらには冷たい目でそんなとこ嫌い。酷い! 本当に酷い! けど、そんなアキの本心、最後に明かされて、なんと! そういうこと! これは一気に状況違って見えちゃいますね。さてさて、もう一度本編に戻って、後輩のナツがですね、そんなハルのこと好きになっちゃてるみたいで、でも本人はその症状を恋と気付いていない。さらにはナツの兄、彼もハルに一目惚れしてしまったようで、惚れっぽい兄妹。って、兄も妹同様だな! しかし、この一回に、キャラクターそれぞれの個性と感情の向かう先描いて、ハルの気持ちから開いてアキで閉じる。その構成はうまかった。過不足なく必要な情報盛り込んで、コメディとして面白く、そして不快に思う人もいたかも知れいところを、一気に転換、取り込みうるそのどんでん返し。理想的なんじゃないの? ほんと、そう思いました。絵もめちゃくちゃ可愛いし。これはいける! そう思います。
- 『まんがタイムきららMAX』第11巻第5号(2014年5月号)
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