『まんがタイムファミリー』2014年5月号、発売されました。表紙は『ぽちゃぽちゃ水泳部』、胴上げされるカツ代であります。これ、どういうシチュエーションなんだろう。卒業? そう思ったんだけど、もしかしたら合格発表のシーズンにあわせて胴上げ、なのかも知れませんね。えんじの制服。下には水泳部の仲間が揃って、あの晴れやかな笑顔は実にいいですよ。
『村ドル』はラジオの公開放送。あおいと紅子も呼ばれて、他のアイドルグループと一緒にになるんですが、仲のよさそうな他グループとは違い、あおい、紅子はけんかばかりしてる。仲が悪いと思われてるんですね。まあ、そう見えるよなあ。今回は緊張で駄目になっちゃうあおいと、ライバルグループのCDリリースに同様する紅子。音痴だものなあ。なるほど、扉は紅子の特訓でありますね。放送後、化粧室で反省会。厳しい言葉の応酬に、本当に仲が悪いと思われて、けどふたりは忌憚がないだけと思うんですよね。そして、ここからどう這い上がっていくのか。あの微妙についていけてないあおいがいい感じでした。
『火消しなでしこ』は初回の座学。公務員の心得、義務ですね、そいつを問われるんですが、住吉梢のざっくりした回答に、ざっくり正解と答える教官もなかなかにいかしてます。悪いことしちゃいけない。それが語られて、できて当たり前、そういわれると厳しく感じられるけど、公務員だからとかじゃなく社会人ならできて当たり前、うん、確かにそうなのかもなあ。しかし梢の考える秘密漏洩、あれは面白かった。なんだかほのぼの。慣れぬ講義にくたくたになった面々。それでいて頑張ってるのがわかる。その感触、ちょっと気にいってるんですよ。
『宅飲み残念乙女ズ』、これもいかします。今日はお花見、それでいつもの三人娘は、満開の花の下、酒飲みながら他の花見客を見物してるっていうんですね。若者たちの恋愛ウォッチングだそう。ゲス三人衆とのことですが、いや、もう、彼女らはこれでいいんじゃないかと。しかし今回もグリっち大活躍。ゆみみにかっこいいところ振り撒いて、それを後輩に勘違いされる。彼女いたんだー、って、そっちか! しかし、この子、グリっちのこと好きなのまるわかりで、グリっちの誤解とけるも、今度はグリっちが彼のことを、そっち方面に誤解するのか。いやもう、いかします。しかし桜咲く春。グリっちの春はまだ遠そうです。
『軍神ちゃんとよばないで』、いきなりの土下座スタート。やっぱ、あかんのか。まあ、そりゃ、あかんよな。起伏が少なくてからのありがとうございます。極まってるな。しかし、これで虎千代の若武者説、どんどん補強されて、いやもう、弥太郎、いい働きしています。虎千代の言葉を、自分都合に解釈して、ああー、もともとなんか勘違いしてる系のボーイだったものなあ。でもって戦果があるから、仲間からの人望も篤い。そいつがあんなこというもんだから、いやもう、噂留まるところを知らず。敵方にまで到達して、あれっ、そうだったか!? いや、それでいいのんか? めちゃくちゃ面白かったです。そして晴景からの指令。最初は嫌がってたのに、何もしなくていい、バレないよう引きこもっていろ。内容を聞いてめちゃくちゃ嬉しそう。いやもう、それでこの後どうなるものか。史実を知ってるとわかるんだろうな。けど、その史実をどううまいこと女虎千代の話にしてくれるものか。次回、刮目して待て、ですよ。
『ダ・ヴィンチ系女子高生』、こちらもいい感じに動いてますよ。黒中、ジャージで登場。そしてルネサンス・フィレンンツェに戻れば、フランツェスカにえらいこと慕われてる。はてさて、今回の見どころは女装レオナルド、じゃないです、少年っぽくコーディネートされたクロナカですよ。いやもう、めちゃくちゃ可愛いじゃん。いやもうなにこれ、普段からそうしてるといいよ! 今回は、ルネサンス的なる風物こそあまり出なかったけど、祭壇とか当時の食事とか、あとちらほらってところ。けどその分、レオナルドという人の人となりよく描かれて、なるほど、気さくでいい奴! 女性を嫌悪してるだけなのだ。けど、その嫌悪する理由が実にあれで、なるほど全然わかってない! 最後のクロナカの叫び、いやもう、心に響きましたよ。
- 『まんがタイムファミリー』第32巻第5号(2014年5月号)
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