2014年3月10日月曜日

『まんがタイムきらら』2014年4月号

『まんがタイムきらら』2014年4月号、一昨日の続きです。

『ギタ×マン!』、やっぱりこれ好きですよ。なんと、あめりにライバル登場です。やまなんを踏む女の声が聞こえる。それであらぬことを想像したり、ようわからん妄想に発展したりするるっかにあめりがおかしい。ゆもちゃん、湯本先生だっていうんですね。見た目ちっこい女性で、ぱっと見、生徒に見える。マサのクラス担任だっていうんですね。この人、栄光のギタマン部OG。やまなんとは、地方大会で優勝した時の先輩後輩だったのだということ。ああー、やまなん先生がだらけてるせいで部が駄目に……。ギター弾いてるところ見たいといわれて、ギターを引っ張り出してくる湯本先生。そしてやまなん、まるでいつもとは違っていて、今度はるっかが混乱。湯本先生が副顧問になるんですね。かくしてるっかには目標が、あめりにはライバルができた。いい素地ができた、そう思える回でありましたよ。

『スロウスタート』、ゴールデンウィーク最終日に皆が遊びにきてくれました。そしたらこれがですね、たまと花名の誕生日のお祝いが企画されてたりっていうんですね。たまのなにげない一言、同い年ですねえ、それを聞いて涙を零してしまう花名。なぜか。それは花名にも判然としてなくて、嬉しかったのか、それとも隠し事していることが心苦しかったのか。そうした感情のいりまじり。そこに花名の気持ちのかたちがあらわされていた、そんな風に思ったんですね。しかしここから、あのプレゼント、ふたりでペアのぬいぐるみ、引き離すのがかわいそう、だからここに置いて時々見にこさせてください。と、なるほど、これが策なのか。すごいな。策なのか。そして優秀な花名の姿、その勇姿。ほんと、スロウスタート、歩みもゆっくりなんだけど、少しずつでも進んでいます。ええ、ラストの花名の笑顔、そこに彼女の少しずつ心強くなってきているということ、それが見えて、よかった、そう思ったのですね。

女子大生生活様式』はねねの一日。こよもことねも用事があって、だからひとりで過ごす午後です。やることがないっていうんですね。ああー、だらだらしたりしないのかー。自分のような人間とは全然違うのだなー。うむ、落ち込みそうです。そう思っていたら、後半ですよ、柚ちゃんと、その友達の藤乃ちゃん。藤乃が私と一緒に落ち込んでくれる役割担ってくれてまして、ほんと、ねね、料理もてきぱき、アドバイスもそつなくて、いろいろ世話やいてくれるなど、もう完璧お姉さん。ひとり帰り道でね、料理勉強しようと誓う藤乃。うん、頑張るがいいよ。ああー、自分も頑張らないとー。そして最後に、休日はあっという間に終わっちゃう、そういう柚にねねの答えていう、ほんとにね。ああ、最初はあんなに時間を持てあましていたのに。休日のあっという間に過ぎるその理由、それがしみじみ伝わってきたのでした。

プレフレ』、最終回ですよ! 卒業式だったんですね……、先輩たちの。かくして楓たち、来年のこと、具体的には受験とか、語りあって、椿はデキがいいんだからもっと頑張ったらいいのに。けど頑張りたくはない! ああ、すまぬ、ちょっと気持ちわかる。先生がね、青山先生ね、あの嫌味くさいおっさんね、椿みたく頑張りもせず適当なことばかりしてるやつは応援しない! そういいきりながらも、夢でも追ってみたらいいんじゃない? そんなこというんですよ。ああ、いい先生じゃん。やりたくないことを頑張れないなら、やりたいことを頑張ってみてもいいんじゃないか。まあ、椿も樹もどうもダメっぽいんですけどさ。そこからですよ、ぞろぞろやってくる先生たち。教師やりたいと思ってたわけじゃないけどさ。そういうこの人は、夢破れた口なのか。と思ったら、みんなか! マラソン選手になりたかったが現実を知った。漫画家になりたかったが現実を知った。うん、でもそんなもんかもな。折り合いつけて生きていくのな。そうやって生きていくのに、友達ってのは重要なのかあ。友達は大事にしたまえよ、そうした言葉は確かに沁みて、ええ、あの子らはずっと友達のままでいそう。そんなラストは、未来にふわっと開かれていて、なんだかとてもよかったのですよ。

My Private D☆V、『うにうにうにうに』の青田めいであります。なんと、シチュエーションできましたよ。朝のはみがきがかわいい。寝起きでぼんやりだったり、パジャマ、寝癖、そうしたもろもろがかわいいというんですね。うん、それはわからんでもない。ぼーっとしてる子が、朝からしゃきしゃきしてる子に急かされている、そんなイラスト添えられていて、なるほどの説得力であります。というか、この子らが普通に可愛い気もしますよ?

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第4号(2014年4月号)

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