『まんがタウン』2013年9月号、発売されました。表紙、メインは『あつあつふーふー』です。看板娘、蘭が紅葉柄の水着で、元気にビーチバレー。いや、あれはビーチボールで遊んでるだけですね。セパレートながらも露出少なめ、色気よりも健康的、そうした印象の強いイラスト。それがこの子のらしさなんでしょうね。そして『俺の嫁の作り方』の告知カット、『となりの工学ガール』と『新クレヨンしんちゃん』のカットもございます。
『押しかけ時姫』は、中学校に体験入学。いろんな科目を経験しながら、音楽の授業では琴を弾き、体育では着物にたすきがけ、いろいろズレてるところ発揮しています。でもそれが可愛いと感じられる。ソフトボールをやってみれば、投石の訓練と勘違いし、バットを振れば剣術の嗜みが出る。ええ、大活躍ですよ。そして恥ずかしいという、その意識の違い。足を出すのが恥ずかしい、かと思えばパンツをはいてないのは恥ずかしくない。ええ、いつまでも変わらぬ時姫ですね。
『あつあつふーふー』、扉は表紙の水着、同じのですね。さて本編はといいますと、暑いからお好み焼きは敬遠したい、そう思いながらもソースの匂いにさそわれてしまう。そしたら蘭が浴衣で接客。よいなあ、なんていってますが、いっそ水着でなんて話になって、おおう、水着になるのは大将か。いかしますよ。水着でお好み焼きを焼く。ううむ、汗が落ちそうで気が気でない。ほんと、それからの水着をめぐる勘違いなど、めちゃくちゃ面白く、ええ、大将の水着姿を見たがってると勘違いされた彼ら、あれはなかなかによろしいものでございました。
『俺の嫁の作り方』、ゲストです。四宮青葉はいわゆるオタクで、漫画やアニメの女の子を俺の嫁という、そういう類の人ですね。ざっと30人ほど嫁がいるそうで、けどちょっとずつ自分の好みとは違っている。結局は作者の理想なんだから、青葉の理想にぴったりいくわけがない、幼なじみかなんかなのかね? 美夜にそう指摘されて、漫画家になることを決意する。四コマだから余裕だぜ、なんていってる青葉ですが、まあ、うまくはいかんというのが定番ですよね。青葉、現時点における唯一の読者、美夜のことを意識してみたり、二次元じゃないからと敬遠してみたり、なんともつかみどころのない主人公であります。
『居間には今外国人がいます。』、万希にとってはじめての日本での夏休みなんですね。やりたいことはいっぱいあって、考えるだけでいっぱいいっぱいになってる。期待しすぎとはいうけれど、まあ、期待しちゃいますよね。万希の家にステイしている外国人の面々、ここを待ち合わせの場所にして、落ち合っては出発していく。オタクの祭典にいく人あり、熊野古道、釧路、屋久島といった世界遺産を巡る人あらば、鎌倉にいくなどなど、皆、日本を満喫している、そう感じさせていい感じでありました。で、万希はというと、人がいなくなって静かになった自宅で、どうも落ち着かない。これ、万希の両親が帰ってくる、それでみんなが気を利かせてくれてたんですね。お母さんに会えて嬉しそうな万希。けど、この家を離れるつもりは今のところないみたい。なんのかんのいって慣れていってる、そんな万希の垣間見せた子供らしさ? それがなんだか可愛らしかったです。
『思春機13号』は、みいな、やっぱりレギュラーになってきましたね。毎朝、玄関前に大量の空き缶が捨てられてる。きっと嫌がらせと思っていたら、実は違った。ちょっとずつ人を知って、人を好きになっていく、そんな感じでありました。しかし、遊園地に遊びにいって、ジェットコースターやらお化け屋敷やら、はたしてみいなはちゃんと楽しめたのでしょうか。幽霊役を生体と見抜く、いや見抜くもなにも、そりゃ生体なんですけど、そうしたところなど面白かったです。またみいなとひとみの変形。ひとみは自転車なのか! おかしくて、実によかったです。
- 『まんがタウン』第14巻第9号(2013年9月号)
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