『まんがタイムオリジナル』2013年10月号、先日の続きです。
『先生のたまご』。たまこ先生は3年生の担任だから、夏休みが終わるといよいよ受験間近、いよいよ生徒たちも焦りを見せはじめてる頃か? と予想するも、そうじゃないのがたまこクラスのいいところだと思います。けど、夏目さんが妙に物憂げで、溜息、よだかをちらっと見て、また溜息。なにかしたんじゃないかと、よだか、クラスの皆には疑われるけど、実はそうじゃなかった。よだか、よくわかってるなあ。こうして夏目さんの進路も決まって、ええ、一歩いっぽ卒業に向けて、その先に向けて、歩みを進めていく、そんな感じが強まります。
『あねぐるみ』、最終回であります。ああ、先月の部署再編、あれは最終回の布石だったのかもなあ。企画課に異動することになったタケロー。慣れるには慣れたが、毎日のドタバタには疲れてしまって、魂抜けそうな勢い。いやほんと、新しい企画課。姉ちゃんとか錦さんとかは、以前のとおり、やりたいようにやっている感じがありますね。からんはタケローと一緒に働けるのが嬉しそう、とはいえ恋愛的ななにかがあるわけでなく、遊び相手が増えたってだけに見えるってのがらしくてよかったです。姉ちゃんも北見さんも、部署こそ同じになったけど、これまでどおりのライバル関係、そんな風で、いやこれからも同じように仕事していくんだろうな。タケローは大変そうだけど、そうしたラスト、悪くなかったと思います。けど本心は、もっと読んでいたかった連載でした。
『機動教師アルファさん』、アルファさん対三木光美、みたいな感じになってきてますね。アルファさんを作った森部有葉。彼女の弟で同級生の米太のことが好きなんですね。結構先のことまで考えてる、いや妄想? そんなバレバレの恋心を、アルファさんにからかわれるところまでがセットの展開、って感じであります。アルファが張り合ってるのかどうなのか、10kgの軽量化、二度目のさすがです。あの表情の憎たらしいこと! いやほんと、こういうやりとり、面白かったです。しかしアルファさん、今回は家庭科を教えてましたけど、なんでも教えるのかな? バイザーをおろしてるの、ロボットなのにどれだけの意味があるのか不明ですが、ちょっといい感じですよね。こういうギミック、好きですよ。
『鈴木くんさん』。鈴木くんが好きなのに、鈴木さんが好きってことになってしまった、してしまった? 見取タマの恋がメインみたいになってきてますよ。本当は男鈴木が好き。なので、メールで好きなもの、好きなこと、いろいろ聞き出そうとするのに、男鈴木はタマの好きな人が女鈴木と思ってるから、女鈴木の情報ばかり返事するっていうんですね。いやほんと、この男鈴木が、女々しいだけの普通の男かと思いきや、妙にマニアック気質だったりするっていう、それがこの漫画に一味加えている、そう思うんですね。女鈴木もアホだし、同性のタマに好きといわれて、普通に受け入れてる? 偏見のないのはいいことね! タマはタマで、男鈴木との接触に感情ダダ漏れにさせて、いやほんと、この人も一種の変態なのか? なんかタマさんの変態的表情、そのあたりをメインにしてきてる、そんな感じもする『鈴木くんさん』であります。
- 『まんがタイムオリジナル』第32巻第10号(2013年10月号)
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