Logic Proがいつバージョンアップするのか、それともしないんじゃないか、不安まじりでひそひそと囁かれてきたのは、Logic Proが9でディスコンになるかも知れないという心配あってのことでした。けど、ちゃんと新バージョン、リリースされましたね。Logic Pro X。App Storeにてダウンロード販売が開始されて、価格は破格の1万7千円、って、やっぱり安すぎるだろ! プロ仕様のDAW、各種音源やプラグインが同梱されていてこの価格って、正直ありえないレベル。Logic Studioが5万円で販売されてた時から安い安いといわれてましたが、ダウンロード販売に移行してなおさら安くなった。もうこりゃただごとじゃない、そんなレベルの安さです。
さて、Logic Pro Xでなにが変わったか。いろいろ細々変わってるみたいですが、見た目が変わったり、ちょっと操作性も変わったり。そんな中、自分が興味持ったのはDrummerでした。Logicに収録されてるドラム音源といったら、EXS24 mkIIのサンプラー音源かUltrabeatだったわけですが、こんなの欲しいなって思ってる音、それがですねなくってですね、いろいろ工夫したりしてたんですが、将来的にはドラム音源を買うことも視野にいれないかんかな、そんなこと思ってたところにDrummerでしょう。これ、ドラムセットをいろいろカスタマイズできる。Drum Kit Designerでもって、タムやスネア、シンバルなどをそれぞれ交換したり、またピッチやサスティンの調整なんかもできる。やあ、これは嬉しいな。しかもこうして編集したドラムセットを、仮想Drummerに演奏させることができて、まいったな、これ、自分がいろいろ考えて入力するよりも、ずっとかっこいいのができちまうよ。正直、いたれりつくせりですよね。ほんと、どうしたものかと思います。
この他にもアルペジエータが追加されたとか、Flex Pitchでピッチ補正ができるようになったとか、これ欲しかった、そう思うものがサポートされたと感じた人も多いんじゃないかと思います。以前からピッチ補正プラグインは同梱されてたんですが、もうちょっといいのが欲しい、そう思ってた人は多いみたいなんですよね。そうした要望に応えたのがFlex Pitchだと思う。って、本当に欲しいならMelodyneでもAuto-Tuneでも好きなの買ったらいいじゃないか、そういわれてきたんですが、そこまで必要としてない、そんな人には朗報ですよね。うん、自分なんかもそんな感じ。使うかどうかはまだわからないけど、必要に応じて使っていったりするのかな? かも? って思います。
他にもiPadから操作できたり、Logic Remoteですね、コントロールサーフェスを持ってない自分にはやっぱりこれもありがたい。
ただ、ちょっと困ったところもありまして、まさか32bitプラグインが使えなくなるなんて! いや、ちょっとそんな予感もしてたんですが、これまでは32-bit Audio Unit Bridgeってのがあって、64bitモード時でも32bitプラグインが使えたんですが、このアップグレードでなくなってしまった! うっそー! FG-Xが使えなくなるのは困るなあ。VIENNA ENSEMBLE PROってのを使うと32bitプラグインも使えるっていうのは知ってるんですが、またいろいろとやり方もあるみたいなんですが、まいったなあ。理想的なのはFG-Xが64bit対応のAUプラグインをリリースしてくれることなんですが、こうした環境が整うまではLogic Pro Xはハードディスクの肥やしかな、そんな風に思っています。
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