ニンテンドーeショップの新年お年玉セールで購入したゲーム、『脱出アドベンチャー 旧校舎の少女』。実は購入して二日ほど遊んで、それ以来ずっと寝かせていたんです。面白くなかったわけじゃないんです。けど、なんとなく時間がとれなくて、じゃないですね、これのためにあえて時間を割こうとは思わず、今の今までそのままにしてしまっていたというのが正しい。全4章のうち前半だけをクリアして、残りはいずれいずれとずるずる。いや、これではいけない、とりあえずぱっとクリアしちゃおうじゃないか、そう思いまして、今日、残り2章を一気にクリアしてしまいました。
ゲームの性質上、章が進めばそれだけパズルも難しくなるのだろう。そう思っていたのですが、特にそういうわけでもないんですね。いや、パズルとしての難度は上がってるのかも知れない。けど、このゲームのパズルって、動作のパターンやクリア条件に気付けるかどうかが重要で、気付けなければ最初の方の章でも時間がかかるし、ぱっとみて、ああこれかとわかってしまえば、後の章でもすぐに解けたりするんですね。この気付くかどうかが重要というのは、無闇に手間ばかりかかるみたいな労が少ないともいえるわけで、つまりはいいバランスといってもいいのかなって思います。ちょっとわかりづらいものもあったりしたんですけどね。
ああ、ここからはちょっとネタバレ気味になるので、プレイしてみようかな? って思ってる人は読まない方がいいかも知れません。
第3章までは、パズル、ギミックの解読をする時に、移動できる範囲がかなり限られていて、ひとつのギミックをクリアするとなったら、とりあえずそれだけに集中していればよかった。けど最終章は、複数のギミックが同時提示され、ひとつのギミックをクリアしたら次のギミックのキーが見付かる、そうしたつくりになっているのですね。でもそれはクリアしたからいえるわけで、クリアするまでは、このまま攻略を続けていいんだろうか、そういう不安があったりしたわけですよ。ほら、昔のアドベンチャーゲームって結構意地悪にできていまして、前段階で必要なギミックを解いてなかったり、あるいは必要アイテムを拾い損ねて先に進んでしまったら、取り返しがつかなくなったりしたわけですよ。閉じ込められた室内、クリアアイテムはずっと以前に見付けておかないといけなかった、ということは、完全なハマりじゃないか! ええ、最初からやりなおすしかない、そんなゲームも多かったんです。なので、最終章に関してだけは、こうしたギミック解き忘れによるバッドエンド展開なんかもあるんじゃないか。第1章からやりなおしじゃなく最終章だけのやりなおし、わあ、すごい親切! みたいにも思いますが、ちょっとそれは悔しいなあ。なんて思いながら、試し試しギミックを操作しては、やめ、他のギミックを探ったりしたものでした。
クリアした今となって思えば、ただの杞憂だったんですけどね。全部のギミックを解かないと、最後のギミックに必要なヒントに辿りつけなかったわけですから。
あまり期待していなかったといっていたストーリー。だって、なんで鍵がまんまパズルなの? とか、なんでこんなところにこんなものがあるの? とか、真面目に考えたらおかしいことは山ほどあるわけです。でも、それはパズルを繋ぐための方便なわけですから、気にしてはいけない。そう思っていたんですね。だから、さらさらすらすらと読んでしまっていて、そして最後に描かれたこと、ああ、そういうことだったんか! ちょっと意表を突かれたといいますか、なるほどなるほど、よくわかった。ええ、あらためて読み返してみたいかな、そう思わせるものがありました。ちょっとネットで他の人の感想も見てみたんですが、そうしたら、バックログに仕掛けがあるらしく、へー、それも含めてまた今度再プレイしてみよう、そう思わせてくれるものがありました。
最近のゲームは、クリアするまでに膨大な時間を要求したりして、ちょっとの時間遊んだり、また再プレイしてみる気持ちをくじいたりすることも多いですが、このゲームは本当に手頃で、ふと思いたったら再プレイ、隙間時間で好きな章だけプレイ、みたいにもできそうで、こういう感触、ちょっと気にいっています。
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