2013年2月3日日曜日

『まんがホーム』2013年3月号

『まんがホーム』2013年3月号、昨日の続きです。

『さえずり少女、しんしん鎌倉』、コズリが帯留めの君、静のお婆さんに会いにいきましたよ。病室、骨折したというのですね。帯留め、コズリのペンダントを見て、ピエールのことを語り出す。じいさん悪し様に、あのフランス男などといいますが、若き日のじいさん、嵐は、若き日のおばあさん、雪を、ピエールと奪い合ったというのですね。いや、じいさんが一方的にピエールを目の敵にしていただけか。しかし、ピエールが雪のことを好いていたことは確かで、けれどその気持ちを口にすることを、雪がさせなかった。かなわぬ恋だったのですね。いずれ異国に帰っていく人、互いにその気持ちは胸に秘めておきましょう。思い出として、心に留め置きましょう。切ない恋があったのですね。そしてコズリ、ピエールの写った写真の場所、そこを聞き出し、いってみようとするのです。いった先になにがあるのか。次号最終回、楽しみであります。

『センセイあのね?』、これは面白いなあ。先生に恋しているつぐみ。先生のちょっとした言動に浮き沈みするつぐみの恋心。けれど、このところは積極的に突き進むつぐみに先生が揺さぶられる、そうしたことも増えてきて、ええ、今回はその特別に強力なバージョンですよ。発端はつぐみと薫子の会話。つぐみがファーストキスを経験したという。それを早乙女が聞いてしまって、てっきり先生と早合点、抗議にいってしまうというんですね。そうしたら今度は先生が動揺しちゃって、いやもう、気持ちはよくわかる。自分に恋心全開の女の子が、他の男とキスだって!? そりゃ動揺もすれば、面白くもないだろう。いやあ、めちゃくちゃ面白かった。片やつぐみは、聞くに聞けず、いうにいえない先生から、何度も話しかけられたと喜んじゃって、ほんと、このふたりの感情の落差、これも面白かったです。

『うちの秘書さま』、坊ちゃんは秘書の七瀬のことが気になってるようですが、メイドちゃん、この人もやたら可愛いではありませんか。バレンタインデーを目前として、いろいろ気になる坊ちゃん。七瀬はまったく意に介してないようですが、メイドちゃんはちゃんと準備している。これは義理? お世話になってるから? それとも? わかんないんですが、あの半目でちょっと無表情、謎めいた表情に心くすぐられてしまいますよ。そしてバレンタインデー、美月がなかなかやりよります。等身大の自分チョコを作らせる。まあ、照れて壊しちゃうんですが、次に出てきたの、生首なのか。坊ちゃんは七瀬さんしか眼中にないみたいですけど、美月の恋、届く日がくるのでしょうかね。

つくしまっすぐライフ!』、うわー、なんだ、結婚エンドなのかー! 驚いたのですが、ふう、そういうわけではなかったようです。バレンタインデー、なんとしても熊にチョコレートを渡したいなずな。いや、そんな悲愴な話ではなかったはずなんですが、吹雪いてしまってさあ大変。けど山中に五行を発見することはできなかったんですね。まあ、校門前で待ってくれてたんですけど。思えば、高校1年生の冬、バレンタインデーに倒れていた五行さんと出会ったことから始まった恋物語だったのですね。それがゆっくり時間をかけて、こうして恋を実らせたのですね。なずなの恋を追いながら、友人たちとの触れ合い、日常も描いて、その光景は青春だったのでしょうね。眩しい日々であったのですね。

  • 『まんがホーム』第27巻第3号(2013年3月号)

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