2013年2月21日木曜日

『まんがタイムきららミラク』2013年4月号

『まんがタイムきららミラク』2013年4月号、先日の続きです。

幸腹グラフィティ』は、おお、カツサンドですか。なるほどなあ、もうすぐ受験。合格祈願で神社にやってきたというのですけど、リョウ、きりんは受験がうまくいきますように。なのに椎名は、大金持ちになれますように。食えない人だわ、この人。推薦でもう決めちゃってるってんですね。合格通知書をしれっと見せる椎名のさっぱり美人、対して驚くリョウときりん、面白いなあ。あの吹き出しのこんがらがりようが見事です。さて、常にクール美人な椎名。なのに、この人、おいしいもの食べるとあの表情に。いや、リョウやきりんは一層に濃密なのですが、カツサンドですよ。扉のぱくっと一口やってるリョウの姿、なんかハーモニカ吹いてるみたいね、それもまた魅力的で、どこかでおいしいカツサンドは食べられないものか調べて、5000円とか見つけて度肝抜かれているのですが、いやしかしカツサンド、ほんとおいしそう。ぎっしりカツサンド。パンとキャベツとカツ、それぞれの食感、描かれてほんとこれはたまらない。露子さんの差し入れというのですね。受験に向かうお嬢様に思いをこめて作っていた。それを受けて、椎名、思いをいたらせる。ああ、応援の気持ち、届いていたのですね。そして椎名の献身をともに受験に挑み、合格。きりんはリョウと一緒に暮らすっていってますね。なるほど、時間がどんどんたっていく、そう思っていたけれど、なるほど新しい環境、状況もまた楽しそうであります。

『おゆうぎ小町』はべったんからスタート。ああ、メンコですね。自分の世代では既にメンコが一般的でしたが、べったんといういい方も残ってました。懐かしい。べったんからの導入は、地域によって異なる名前、それをやりたかったからみたいですね。商店街にてどろけい、けいどろ、たんていをやります。というのですが、あー、それ、うちらへんではじゅんどろっていった。巡査と泥棒ね。違う学校から来た人間はけいどろってゆってたけど、じゅんどろの方が馴染みがあります。変則鬼ごっこですよね。けいどろで遊ぶ面々、商店街のお店お店から声かけられて、有名というか人気なんだなあ。で、ドロボーと呼ばれて、ざわめきがおこる。うん、面白いよ。ほんと、面白い。ただ遊んでるだけでなく、警察なりきりで迷子の保護、お母さん探しもするとかね、麻衣子さん、実によい。ええ、無邪気といってもいいかも知れない。楽しい漫画、ナイスです。

『Lisa Step!』は美兎さん、遅刻寸前時間ぎりぎりですってよ。携帯を忘れてしまって取りに帰った。携帯電話が財布がわり、定期にもなるし買い物もできる。って、実演している美兎さん、尊敬を勝ち取ってることに機嫌よくしてるの、可愛い人ですなあ。で、フルーツミックス売り切れ、こあ先生がっかりですよ。今回は大人っぽさとかがテーマなんですか? コーヒーに砂糖とミルクをつけるリサ。マリーはつけない。入れない方が大人といわれて、入れずに飲んで苦さにまいってる。わびさびとか、わさびとか、わかってないリサ先生がナイス。わさびでししおどし、猪が可愛いなあ。こあ先生のいう大人の条件、これも微妙で面白い。そうかあ、うすしおかあ。じゃあ自分も大人だ。あかりも大人ですね。大人に憧れる一方、まさに生徒たちが過ごしている青春という時期、そいつにも憧れ抱いて、ええ、面白かった。騙されて、生徒会長に怖れを抱くリサ。ここで最初のジュースが登場するのは、なるほど、うまい展開でしたよ。

『寄り道ファミリ』は、テストも終わって夏休みを待つばかりですね。史夏が用意してたかき氷機、結構固いっての、うんわかる。うちにあるのも簡易なやつで、全然まわらんのですよ。さて、皆でかき氷食べてたら、お友達、つづちゃんがやってきて、おお、オーボエだ。夏休みにも遊びにくるってさ。うん、眼鏡の可愛いお嬢さん、いい感じではないですか。エアコンを使わない挑戦とかも面白い。夏の家族旅行、2回いけるっていうのね、これなんかいい発想ですよね。なんだか普通の暮らしに楽しみ見出したり、そこに一緒にいることの心強さ、そういうのが描かれてみたり、熱を出した史夏の呼ぶお母さん、それは誰のことなのか。わからない、わからないけど、この人を求めている史夏に、応えようとするまわりの皆。いい関係だなあ。家族ごっこ、けれどごっこでは終わらない、そんな関係が築けているように思うのですね。

  • 『まんがタイムきららミラク』第2巻第4号(2013年4月号)

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