『うぽって!!』BD、買いましたよ。鉄砲擬人化漫画、そのアニメ化でありますね。webでの先行放送時に話題になって、それが今夏BS日テレで放送します、っていうので、じゃあ見てみるかあ、そんな軽い気持ちで見たんですが、第1話で、自分には無理かも知れない……。そんな気分になりまして、でも見始めたからにはと試聴継続したら2話でがらりと評価が変わりました。いや、やっぱり面白いですよ。銃の個性をキャラクターとして与えられてる女の子たちが、自分のモデルとなった銃を手にフラッグ戦を繰り広げる。敵陣へと進軍する、その背後から狙うスナイパー! いや、もう、燃えるシチュエーションに、すっかりやられてしまったのでした。
バトルライフルで構成される高校生3人と、アサルトライフル中学生4人のバトル。もちろん、それもよかったのですが、この展開、描写がなければ決して買おうと思うほどにははまらなかっただろうと思うのですが、同様に購入を後押ししたもの、それは音だったんですね。発砲音。銃ごとに違えてあって、FALとM14が射撃場にて練習している場面なんて見事に対照的。冒頭シーンでのSG550は、近距離、中距離、遠距離、それぞれで全然音が違ってる。近距離での、ずどんと響く低音の深さ、あれは魅力的だった。何度も何度も見返して、発射音、弾の通過する音、命中音、などなど、実に楽しんで視聴したものです。
けど、これ、ちゃんとしたスピーカーをつけたからこそ、だったのかと思います。あんまりにテレビの音に不満があった、音がよくないことよりも筐体が共振して音をたてるのが我慢ならなくて、ホームシアターパッケージを導入していた。だからこそと思う。低音が低音としてちゃんと出る。銃ごとの音の違いなんてのもばっちり聞き取れて、ということは、あのホームシアター導入してなかったら『うぽって!!』BDを買うこともなかったのだろうなあ。そう思っています。ええ、このアニメは外部スピーカーあるいはヘッドホン推奨です。ちゃんとした音響機器でもって聞きたい、そんなアニメであります。
さて、その銃声ですが、BDにですね、収録されていたメイキング、これを見ればよくわかる。おお、グアムにいって実銃から収録してたんだ! 廃番になっていたため同メーカーの別銃を使わざるを得なかったFNC、そもそも民間に出てこないL85A1などは同機構の銃をもって代用してたとわかる。けれど大半は劇中に出てきたもの。いろいろ制限がありながらも、可能なかぎり同じ銃を実際に撃って、記録して、それを使っていたんですね。なるほど、そりゃ魅力的な音に仕上がるわけですよ。またこのメイキング見れば、銃の実際の感じ、それがよくわかる。可能なら撃ってみたいな、なんてすぐに思っちゃうものだけど、実際その機会があったとしても、怖くてなかなか試せないかも知れない。そんなこと考えさせられるビデオでした。いえね、結構ながたいの人でも押さえ込めなかったりするみたいなんですね。慣れてる人、アドバイザーの方なんかはさすがの一言なんですが、華奢な人だとかなり持っていかれてる。あれは怖いなあ。変な方向に向いちゃうと、人死にが出たりするわけだから、何発か試して、まだ撃ち切ってないですよといわれても、もう充分ですと断わってる人の気持ちはよくわかる。いやもう、フライパンを貫通とか、うへえ、あんなの持って撃ち合わないといかんとか、兵隊さんは大変だな。いやもう、想像を絶するビデオでした。
ネットやなんかで実銃ビデオとか、簡単にいろいろ見られる時代ですけど、解説ありで、かつ普通の人がライフルに触れるというビデオ、それはちょっと珍しいように思えて、ええ、いいものを見たと思いますよ。もちろん本編も面白かった。第1話はずいぶん久しぶりだったんですが、苦手に思ってまったく見てなかっただけで、そんなにも悪くなかったなあ。印象はずいぶんと違っていたようです。
- 天王寺キツネ『うぽって!!』第1巻 (角川コミックス・エース・エクストラ) 東京:角川書店,2010年。
- 天王寺キツネ『うぽって!!』第2巻 (角川コミックス・エース・エクストラ) 東京:角川書店,2011年。
- 天王寺キツネ『うぽって!!』第3巻 (角川コミックス・エース・エクストラ) 東京:角川書店,2012年。
- 天王寺キツネ『うぽって!!』第4巻 (角川コミックス・エース・エクストラ) 東京:角川書店,オリジナルアニメBD付き限定版,2012年。
- 以下続刊
- 夏希のたね『うぽって!! らいふる・らいふ』高見明男,笛吹りなイラスト 天王寺キツネ監修 (富士見ファンタジア文庫)) 東京:富士見書房,2012年。




『まんがタイムきららフォワード』2012年10月号、発売されました。表紙は『魔法少女かずみ☆マギカ』でありますね。かずみと海香、カオル、三人が楽しそうに並んでいる、涼しげでさわやかな表紙であります。このさわやかさは、本編が陰惨陰鬱を極めているからなのか、こうあって欲しいという願いがこめられているのか、その落差の大きさがあるために、見ているとなんだか切なくなる。そんな表紙に仕上がっています。
先日、とらのあなでのこと。思い切って『うぽって!!』BD全巻予約だーっ! と思って予約票のコーナーにいくと、これがないんですよ。で、こういう場合はレジでもどこでもいいので店員氏に、予約したいので予約票を作って欲しいとお願いすると、しばらく後にできたての予約票が渡される、とまあそんな次第であります。で、その待ち時間、やることないからぶらぶら店内見てまわってたら、おお、『うぽって!!』のOP、EDのCDがあるじゃん。しかも初回限定でミニポスターもついてくる。買おう。で、まだできてこないのでさらにぶらぶらしてたら、ラノベのコーナーに、あ、『うぽって!!』あるじゃん。買おう。ええ、『らいふる・らいふ』がありまして、いやもう、衝動買い。いつか買うんじゃないかな、そう思っていたんですが、ええ、買っちゃったんですね。
昨日いってましたLeathermanのマルチチール、



Webで先行公開されていた時に既に話題だったわけですが、テレビ放送されるということで遅ればせながらアニメ『うぽって!!』見ましてね、あれれ、これ、めちゃくちゃ面白い。ゆるかわ美少女てっぽうまんがみたいなこといってるから、もっとのんびりだらだらと銃談義、いや、むしろもう鉄砲とか関係ないから! みたいな内容かと思ってたのに、いやいやいやいや、全然違うよ? しっかりした銃知識に裏打ちされたバトルものといったテイストもありまして、うへえ、こんな内容だったのか。面白くってためになる、読めば身につく銃知識。そこに加えてチーム戦でフラッグの奪いあい、ああ、これは面白いわ。2話で陥落。結局、漫画も買ってしまいました。
本当なら、今日は『まんがタウン』の発売日、ということで、その感想なんぞを書いていたはずのところなんですが、いやいや、ちょっと断念です。ネットでですね、西洋音楽史の勉強会なんぞしておりまして、思った以上につらかった……。1時間半ほどのつもりで、まあ長くとも2時間もありゃあ終わるだろう。そう思ってたのに、なんてこったい、3時間だよ。グレゴリオ聖歌が発展してトロープスやセクエンツィアが生まれました。それだけの説明で3時間!? 長い。いくらなんでも長すぎる。もう頭がくたくたに疲れてしまって、感想はちょっと書けないなあ……。そんな具合なのです。
『まんがタイムきららミラク』発の漫画、『純粋欲求系リビどる』であります。リビドーほとばしる純情少年枕井リヒト君のもとに現れた女の子三人組。伊沼レン、空羽ルコ、咲馬リクは、リヒトのリビドーが生み出した化け物を倒し、そのもととなったリビドーを摂取、つまり食べてしまうというんですね。いうならば悪夢を食べるというバクのようなことをしてる。ただ、バクと違うのは、普通なら夢の中にしか現れないリビドーが、リヒトのリビドーのあまりの強さがために、夢の外にまで出てきてしまっているってところ。このままじゃリヒトが危ない! というわけで、リビドーを倒しリヒトを守るために、リビドル三人は今日も戦うのであります。
