2012年4月17日火曜日

『まんがタイムファミリー』2012年6月号

『まんがタイムファミリー』2012年6月号、発売されました。表紙は『ぽちゃぽちゃ水泳部』をメインに、テーマは春の行楽でしょうか。カツ代とはっつー先輩がカツサンドを今にも食べようとしていて、ああ、カツサンド、食べたいね! そして、『炊飯器少女コメコ』は飯盒にご飯を炊いて持っていて、って、君、自分の頭で炊かんのか! しかし、春、だんだんに暖かくなってきて、外でご飯というのもいいですね。カツサンド、炊きたての白ご飯、そしておにぎり。いいですね、ちょっとお腹すいてきますね。

『フーフと呼ぶにわ』、ゲストです。主人公は田中呼なのかな。中1の女の子。大家の娘、ということは、庭すみれ、高校の美術の先生なんですが、この人が店子なのかな? 庭先生と結婚してあげる、なんていうんですね。すみれ先生はアラサーだそうで、結婚が気になる、そんな年頃なんですが、相手がいない、ちょっとひとりでいるのがつらくなってきた。そういうところへ、呼が甘いことをいってくれるんですね。はじめは、そりゃもう相手にしないんだけど、ぐいぐい積極的にアプローチしてくる呼。ぐっと踏み込まれて、それでおかえりなさいの一言に心が揺れる。ああ、しかし、見せ方、コマのサイズも可変にして、いろいろ工夫して、キャラクターの魅力を押し出しながら、その気持ちの揺れ動きなど大変に面白く読ませるものでした。

教師諸君!!』は、前回玉縄先生が西名先生にエドワード朝をすすめていたことをうけて、おお、実にエドワード朝の衣装に進歩でありますよ。いや、でも、あのスカート、あれは魅力的だと思います。いや、これまでのヴィクトリアン西名も素敵だったのですが。で、その玉縄先生、教頭先生に思うところあり? そう思わせて、なんと着ぐるみの中身か! というか、ほぼ怪獣着ぐるみだな。なんともいえんセンス、けど教頭先生もわりと乗り気なんですね。今回の話題は五月祭ですね。春の訪れを祝うというお祭り。ブリテンの『アルバート・ヘリング』なんかも五月祭をめぐる話でしたね。あれは、五月祭というものを知るのにいいオペラでした。五月祭からメーデーに移り、西洋と日本の気候の違いやら、そして農作業。いろいろ盛り込んで、にぎやかで、けどごちゃごちゃにならない、そんなちょっとのさわがしいお話。楽しくてよかったです。

『ひよっこシスターの安息』は見事なシスター栗栖回でありました。ゴミを捨てにいったところで見付けた雑誌の記事、「あなたは周囲から浮いてる度チェック」なるものを試してみて、ああ、100点をとってしまったというんですね。親しく話す人といったらシスター雛形くらい。ひとり部屋だから、同室の誰かと親しくなるということもなくって、ちょっと寂しい栗栖さんなんですね。と、そこへふれあい月間。シスター根津に肩を組まれ、シスター雛形に抱き締められて、ああ、いいですね。からかわれてる? 面白がられてる? けど、そうしてだんだんに打ち解けて、いろいろとかまってくれる、ほんと、いい交流じゃないかって思って、このシスター栗栖の戸惑いながらも、確実に人間関係を深め、気持ちが緩んでいく様子など、本当に素晴しいものがありました。普段はあまり感情を表立たせない、そんな人だから余計なのかも知れません。素敵なお友達にかこまれて、ほんと、よかったなあ、そう思えるエピソードでした。

『めがねのキミと博物館』は、なんと今回は岩本さんが増殖ですよ。大量の岩本さん、後から後からどんどん増えていく、その様子は驚異で、けどおとなしい人です。増えたからといってあんまり問題はなさそう? 皆で掃除して、皆で香坂さんのこと目で追って、なにかあったらわっと集まって心配して、好意が実に厚いですね。ここで町役場の楠実さん登場なんですが、なるほど、動じないふりしながらも涙目の彼女。博物館スタッフの不思議に慣れちゃって、こんな異常事態もまったく意に介していない様子と見事な対比でありました。さて、それで、本当の岩本さん。鏡で増えたから、髪の分け目が違うのか。しかし、鏡像岩本さんも実にいい人たち。ちょっと謎めいたこともいい残して、ああ、これはなんなのだろう。この漫画、最大の謎ですよね。香坂さん、彼女の謎、気になりながら、知りたい、でも知りたくない気分です。

  • 『まんがタイムファミリー』第30巻第6号(2012年6月号)

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