『まんがタイムオリジナル』2012年6月号、先日の続きです。
『あかるい夫婦計画』、違いのわからない男、ダイスケさんは、きっとこれはこれでしあわせなんだろうなあ。むしろ、細かいことを気にしないではおられない、そんな人よりもずっといいんじゃないか、なんて思わされるんですよ。で、今回の一番最後の一本、これはなかなかにびっくり。基本クールなハナコさんの意外な一面。あの叫び顔、すごくいい。あの新聞紙を手に鬼気迫る、あの表情も可愛い。いや、ほんと、この人はすごく魅力的。ほんと、そう思わされます。
『かがやけ!工学少女』、ゲストです。父の影響で大学は工学部に進んだ女の子ユウをヒロインに、女の子3人の工学部生活を描く、そんな漫画になりそうです。学科に女子は3人だけ。豊田ユウと女子校卒の中野サツキと、そして高松ユリカさん。高松ユリカのちょっと変わってて、若干かたいところがあって? いや、こだわりの人なのかな、機械大好き、モノが大好き、なかなかにいいじゃありませんか。機械の構造見て、ベアリング、そこから昔に思いを馳せて、ちょっとしたロマンでしょうか。悪くないと思います。知らない世界、そしてロマンを描いてくれればどれほどに楽しいものとなるだろう。おおいに期待したいタイトルです。
『女子校生かんさつ日誌』、こちらもゲストです。女子校にて教鞭とることになった新任教師、ええと、名前は出てないのか。生徒に抱き付かれ、って、それはあまりに夢の国すぎないか? なんて思ったり。一種傍若無人な女の子たちに、戸惑って、落ち込んで、けど実際こうしたところあるとか聞いていますが、まあ、はやく慣れたまえよ、ですなあ。大人の男と女子校生たちの異文化交流、そうした感覚のある漫画。ちょっと夢のある感じにとどめてくれていて、だから、可愛く、面白く、読みやすい。ちょっとスタンダード、そういった感じも強いけど、彼女らの生態が広がりをもって描かれるようになれば、より一層に面白くなりそう、なんて思いました。
『お弁当はあたたたためますか?』、ゲストです。客のこないコンビニ。そこにやってきたちびっこ。出稼ぎとかいってますが、店長かの姪。姉から頼まれて預かって欲しいとのこと。それで、仕事を手伝ってもらうことになって、ほのか、9歳を19歳と自称して、いや、仕事自体は家事手伝い扱いってことになっている。客のこないコンビニで、いろいろ噛み合わない会話など、ちょっと面白い。そして爆発する弁当。じわじわと面白い感じの漫画。こういうの、ちょっと好きかも知れません。
- 『まんがタイムオリジナル』第31巻第6号(2012年6月号)
『まんがタイムきららフォワード』2012年6月号、発売されました。表紙は、おお、『はぢがーる』ですね。紗江ちゃん、そして菊花、ふたりがじゃれあうように、いや、菊花が紗江の後ろから抱き付いているんですが、晴れやかな菊花の笑顔、対して真っ赤に染まる紗江の表情。対照的で、これがまた可愛くて、すごくよいですね。紗江の流れる黒髪に、波打つ菊花のサイドテール、ちょっと表情を違えた動きが左右に配置されて、いいアクセントになってる。これが実にいいですね。




幽霊ものは、今や四コマ漫画において無視することのできないジャンルとなっていて、例えば『
『ウォーターガールズ』は水泳もの。水泳に青春を燃焼させる女子高生たちの物語! というと、ちょっといいすぎかも知れないけれど、なんせメインのふたりは泳げないときています。水泳の授業、まったくもって泳げない長野はるなと村上泉、ふたりが出会ってはじまるストーリー。泳げたら素敵だろうな、けどひとり泳げないとかいやだな、というので泉を誘って水泳部に入ってみようか、なんて思ってしまうはるなの前向きさは大変に素晴しいと思うんですね。できないからといって逃げない。そんなはるなも逃げだすことを考えた水泳部の実態やいかに!?
『英雄*戦姫』、発売されました。ということで、珍しくちゃんとプレイしています。珍しくってなんだよ、っていうと、買うだけかって遊ばないっていうのがあまりにも多いからなんですね。コレクションのために買ってるわけじゃないんです。いずれ、ちゃんと遊ばないとな、そう思ってるんですが、プレイするにはまとまった時間が必要じゃないですか。なので結局積まれてしまって、そのまんま、なんてこともしばしば。ああ、もったいない。決して安いもんじゃないのに。とは思うんですが、まあしばしばなんです。プレイするのは珍しいんです。
個性というのは、こういうものだと思うのです。『アキタランド・ゴシック』。北方に位置するとある県に暮らす少女たちの物語。メインヒロインに角のある少女、アキタちゃんをフィーチャーし、雪国アキタランドでの暮らしを描き出そうという意欲作です。町には懐かしさを感じさせる風景が広がり、また古来伝えられてきた伝統が色濃く残る、そうした土地での生活とはどういうものか。レトロと先端技術が同居し、そして名状しがたきものが普通に共存しているアキタランドの、なんだか妙にのんびりとして、楽しおどろおどろしい情景。ここに開幕です。

