『まんがタイムきららMAX』2012年2月号、一昨日の続きです。
『人見知りの教室』、ゲストです。主人公は保泉みよ。この人が人見知りの娘ですね。で、橋本香織、この子はみよの友達なんだけど、結構酷いこという子だぞ! 高校ではぼっちを脱したい。けど、みよは無理だろうって、いやいや、手伝ってやれよ。というか、手伝ってくれるんだけど、その協力のしかたがえらい迂遠で驚きです。色々頑張るみよ、ことごとく裏目に出るんですけど、この前向きな姿勢は素晴しいな。まあ、無駄に力入りすぎてるのもいけないって思うんだけど、空回りしてる、そんなみよを生暖かく見守る香織。酷いよ! とは思っても、そういう態度をみよにもちゃんと明かしてる。陰険じゃないのね。なんかわかりあえてる感じよね。いや、しかし、香織のちょっとした一言に勇気づけられるみよ。これはよいなあ。そう思います。
『ラッキーストライク!』はついに大会ですよ。予選が始まって、へえ、チームメイトで一緒に投げるんじゃないんだ。練習ボールでレーンの状態を把握するっていうんですが、もうこの時点で駆け引きが始まってるっていうんですね。見事にはめられたレン。このままじゃ目標の150には届きそうにない。でも、そんな状況でも諦めず、ベストを尽くそうっていうのは、ほんと、ちょっと感動させられますよね。結果、リンの280超えで決勝に進めた。けど、それはレンの頑張りの結果でもある。まさにチームプレイであるなあ。次回最終回を目前に、しっかり部活もの、スポーツものの魅力を盛り込んできて、素敵でした。
『ピチコロスパイク!』、ゲストです。主人公早瀬ピチ子は転校生、っていうんですが、ピチ子か。あだ名じゃなくて、これ本名なのか!? いや、そんなことはどうでもいいか。転校初日に遅刻。職員室を探して迷子。それで遭遇したのが、不良っぽい女の子。パシリとして使われそうになって、しかも同じクラスとかね。でも、この人、不良じゃなく不良に憧れて、入門段階にあるという微妙な人。これ、微妙な状況のまま、騙していくっていうんでしょうか。今回はまだ導入でしょう。この設定で続けてみたらどうなるか、それを楽しみにしたいです。
『あみこみクローバー』、ゲストです。ぬいぐるみ部が舞台。水乃葵、橘ミキ、白鳥ゆうの三人が部員ですね。腸だの胃だの、微妙なぬいぐるみばかり作る、実はセレブのゆう。誉められると妙なポーズで喜ぶミキ。クールでちょっと怒りっぽい? 葵ですね。きらら系四コマとしてのオーソドックス、そんな感じのする、ほのぼのとキャラクター性を押し出してくるタイプの漫画です。落ち着いて読める、穏かな気持ちになれる。だから、こういう感じの漫画、一定量欲しいなって思います。こういうの、結構好きなんです。
『彼氏ってどこに行ったら買えますの!?』、こういうのも好きなんです。というか、亜梨香がいいなあ。キマシタワー! って、もうね。耳年増といってよいのか、こんなデート、あんなデート、理想ばっかりが妄想の中で膨らんで、そんな気持ちを護に乳酸菌で収めてもらう。あんた私の彼氏ですの!?
とか、余裕のなさや直情的な感情の現れ、素敵ですわー! いいとこのお嬢さんだから、スケジュール帳が必要ないとかね、こういうやんごとなさがいいですよ。
『放課後せんせーしょん』は、もう誌面狭しとサンタクロースだな! こういう、絵の力でもってぐいぐいと押してくる、そんな見せ方に魅惑されておりますよ。葵はクリスマス当日が楽しみで、けど風邪ひいちゃったりして、でもお見舞いでみんな集まって、おでん、おじや、ケーキでパーティ。お見舞いメインですよね。けど、こういうちょっと違ったパーティの雰囲気、なんだか新鮮で、いいじゃない、そんな風に思ったんですね。コミカルななかにもやさしさ溢れるようで、いいなって思ったんですね。
- 『まんがタイムきららMAX』第9巻第2号(2012年2月号)
引用
- 火曜「彼氏ってどこに行ったら買えますの!?」,『まんがタイムきららMAX』第9巻第2号(2012年2月号),160頁。
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