『まんがタイムスペシャル』2012年2月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』。リコが晴着で書き初めですね。手に半切持って、そこには『恋愛ラボ』。ツッコミがんばるのだそうです。若草色の着物、頭には大きな花飾り。けど、その鮮やかさに負けない華やかな娘でありますね、リコは。たすきがけが元気さ感じさせて、表情見れば目をきらきら、口元には不敵な笑い。ああ、素敵。魅力的な娘です。告知カットには『ゲキカラ文化交流』と『どろんきゅー』。両者ともに新連載であります。
『恋愛ラボ』は、ついに結子のターン! ですよ。いきがかりで車酔いを克服することになったエノなんですが、それがまさかの出会いを演出するだなんて! というか、ほんと、この子は可愛らしい。駄目な子だけど、その駄目さが可愛いんだよな。それを実感させるエピソードでした。そして社内。青くなって吐きそうになってるエノ。ああ、気持ちわかるよ。私も乗り物酔い、酷かったんだ。そんな彼女を助けようという男の子。ちょっと気弱そうな彼だけど、いやあ、やってくれますね。そしてエノの心に届くキーワードが出てきて、ほう、この子が南中学校の生徒会長なんですね。もう目前の交流会、一同に会する彼ら彼女らの驚き、動揺、もろもろ、想像するだにすごく楽しみですよ。
『カブルモン』、第一話スタート、ということは連載? いや、ゲストっぽいなあ。ヒロイン高沢和葉。とある事件がきっかけで心に傷を負った彼女が出会ったのは、ええと、着ぐるみ同好会かなんかか? 大量の着ぐるみ。それを見て思い出すのはあの日の出来事。好きだった魔法宇宙少女ものアニメの着ぐるみショー。好きで好きで、もう大好きだったというのに、知ってしまった真実。その衝撃はおもらしするほどだったというんですね。高校生になった彼女はとにかく内気で、クラスメイトに声をかけるのも大仕事、そんな風に育ってしまっていて、そんな彼女が着ぐるみで変わる、みたいなものなのかな? なにしろまだ導入。続き待ちでありますね。
『トンネルの華子さん』は、おお昔の華子さんだ。和装。それで眼鏡をかけてない。なぜここにいるのか、それがわからない。ちょっと寂しげなお姉さん。子供にしか気付いてもらえなかった。けれど、そんな子供も大きくなって、それでお悩み解決するようになったのか。目付きの悪い青年にアドバイスして、それが眼鏡だったっていうんですが、それで後に眼鏡を供えてもらったっていうのか。なんだかいろいろ思わせてくれる、ちょっといい話。けど、昔の華子さん、悪くないなあ。
新春エッセイ企画は「2011年一番笑ったこと」であります。参加者は瀬田ヒナコ、山東ユカ、佐野妙、香日ゆら、瀬戸口みづき、ナントカ、って、ナントカ! おおう、これは嬉しい。お元気でいらっしゃったのか。この人がしあわせでいてくれたら、どんなにか嬉しいことだろう! そんなこと思ったのですよ。久々のミニ様とサフォーク。本人代理と甥代理であるわけですけど、その雰囲気のよさ、健在だな。ちょっとしたたかで、暖かみもある、そんな作風、いまだに忘れられません。実話系の雑誌で描いてらっしゃることは知ってますが、またオリジナルを読みたいです。
- 『まんがタイムスペシャル』第21巻第2号(2012年2月号)
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