『まんがタイムきららミラク』Vol. 3、発売されました。表紙は『リリィ』です。久美、ひとりの表紙。背に羽をつけて、妖精のよう、幻想的な姿です。しかし白い表紙、ハイキー気味といっていいのかな、そうした表現が光に溢れている様子、あるいは彼女が光を放ってる? そんな感じを与えてくれて、なかなかに素敵な表紙だと思うのでした。しかし、コピーの字配りも凝っていて、見せてくれる表紙でありますよ。
『桜Trick』、驚きの展開でした。女の子、高山春香と園田優、このふたりがキスしまくる話。と思ってたら、おおう、このふたりだけじゃないというのか。今回第3話においてメインのふたりはちょっとさがって、かわりに前に出てきたのが野田コトネと南しずく。で、このふたりもえらい関係になっていって、おおう、この漫画の女の子たちはみんなこうなのか。仲違いから仲直り、そしてキス。うん、それはいい。すごくいい。で、その様子を見て、春香と優もキス。って、いやほんと、なんか大変なことになってる。そんな展開にくらくらです。
『tune!』、新連載です。この段階で新作とかくるのか。扉にギターのネックをチェックするお姉さん。なるほど、ギターものか。そう思ったら、ギターものはギターものでも、演奏する側の話ではなく、それを修理する人の話ですね。主人公はロッカー志望の少年、シュンタ。ロックスター目指して彼の入手した中古のギター、これがはなっから故障品。修理しようと持ち込んだ店で知り合ったお姉さん、アリサ、なんですが、これが可愛い女子高生。彼女に一目惚れ? したシュンタが、怒られたりしながらも、押し掛け弟子になった。これから、このふたりの関係はどうなるんだろう。そんな感じなんですが、なにぶんはじまったばかり。本当にこれからって感じです。しかし、まったく知らないジャンルの話でもないから、思うところがちょこちょこあって、そうした気持ちが素直に読むのを邪魔します。
『となりの魔法少女』、こちらも新作です。魔法を使える羽根井あき。彼女の高校生活を描く、というのですが、人付き合いの苦手な魔法使いの女の子が、ちょっと変わり者の女の子たちと仲良くなるコメディなのかな? そう思っていたら、なんの、ちょっと違うっぽいな。全体に、ちょっとネガティブな感覚が流れてる。魔法を隠すために、人と距離をとっている? いや、それも違う。ええ、後半の展開にはやられました。思ったよりも重い! けど、これはきますね。魔法を便利に使っていた子供時分。魔法があってもなくても、自分は自分、変わらないよ。そう思っていたら違ったというそこがですね、現実の厳しさ、いやむしろ過酷なものを感じさせて、ああこれはきましたね。第1回、見せるところをしっかりきめて、これは期待したい。ヒロインの罪悪感含め、今の状況、そいつのきっと好転していく、その様を見たい。そう思える初回でした。
- 『まんがタイムきららミラク』Vol. 3 (『まんがタイムきらら』2011年9月号増刊)
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