2011年7月29日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2011年9月号

『まんがタイムオリジナル』2011年9月号、一昨日の続きです。

『いえめし』、ゲストです。カルビさんというわんこと一緒に暮らしているお嬢さん、ええと、名前がわからへん。関西弁のヒロインであります。ひとり暮らしのご飯事情。結構マメかと思いきや、意外とどんくさい。いろいろやってみよう、ちょっと調子にのっちゃう? そんなお嬢さんなんですが、失敗したらしょぼんとしぼむ。あのいいわけとかね、可愛いわあと思います。しかし、基本的にひとりごと。でも、カルビさんがいることで、別におかしくない。ひとりで充足している、そんな雰囲気もいいなって、なにか楽しそうって思えて、ほのぼのですね。

『恋は地獄車』の後藤さん、一向になびく気配がないのがすがすがしいな。なびかない女、はるなと滝くんとの関係ともまた全然違ってて、いや、なんていうか、はるなは当座便利で面白いから使ってやってる、けど全然興味なんてないから、って感じの冷たいあしらいなんですけど、後藤さんは完全に面倒ないし怖れてますよね。徹底的に面倒ごとに巻き込まれたくない。そのわりに万里子さんを無視できなかったり、この人自体が面倒なところある、そんな風に思われてなりません。ところで、お医者ですが、えらい気のきいたことやりますね。おもしろお茶目なおじさんだと思います。

『うわさのユーレイちゃん』、なんとユーレイも暑いのか。しかも、付属品(?)のヒトダマが暑い。これは暑さに弱いユーレイには致命的ともいえそうですね。いや、すでに致命の後なんですが。しかしこれで、ヒトダマが落ち込んだり、気を使って離れていったり、それでユーレイが落ち込んだり、まさかこういうところでこういうドラマをやってくれるとは思いもしませんでした。いいですね、ユーレイちゃん。ゆったり、長く読んでいきたい、そう思える漫画です。

『お茶の間クエスト』、おお、シモン・ベルモントっぽい。けど本編はいつもどおりというか、節電で暑い、その対策にホラーゲームで涼をとる。けど慣れたゲームは、なにがどこでどう出るか、完全に把握してるから怖くない。それで新作、百物語っぽくゲームする。ナンセンスなんですけどね、だって、そもそも涼しくなってないし、百本やるというのもなしになってるし、出てきたゾンビもどうでもよくなってるし、とにかくゲームが面白ければそれでいい。ゲームに熱中して、暑さもどうでもいい、みたいになってるぽいですね。けど、それでいいんだと思う。そのふたりで楽しんでる、それがすごく、勝手なんだけど、この人ららしいよねって思えるんですね。

  • 『まんがタイムオリジナル』第30巻第9号(2011年9月号)

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