『まんがタウン』2011年8月号、発売されました。『新クレヨンしんちゃん』メインの表紙。水着で海、でありますね。他には『少年アシベ』、『はいぱー少女ウッキー!』があって、そして『鎌倉ものがたり』のカットもございます。
『ケイくんとアヤメさんがルームシェア』、ボマーンの新連載です。12歳の少年ケイと29歳アヤメ、ふたりが同居する話です。といっても、恋愛ざたとかあるわけでなく、ちょっとだらしないお姉さんと、しっかりもの少年の、でこぼこルームシェア、なかなかに面白い。いい感じの第1回でした。この、ちょっとぐーたら、気さくでフレンドリーなお姉さんの造形、それが素晴しいと思います。で、ケイくん、可愛いよなあ。思春期だったり、で、お姉さんがちゃんとそういうことわかってるっぽいのもいいなって思います。
『光の大社員』、コンバッ太の訴え、これはなんかちょっとわかります。思ってもいなかったのに、そうだと決め付けられるのは心外。けど、結構あることと思います。で、面白かったのが「受け身ストヤワラ太郎」ですよ。伊達もえッと絶句する。そんなアプリなんですが、間を置いて描かれる、受け身でピンチを回避する様子、最初のもそうだけどさらに有り得ないと思わせるシチュエーションで、これは面白い。こんなアプリあったら、入手してしまいそうでまずいです。で、プールですずなさん。ああ、この人はやっぱりなんのかんのいって可愛いなあ。かっこよく沈んでいく、あのコマ、実にナイスでした。
『かしこみっく』、実にいい感じ。おいなり神社のふたり、ちとせとその父がうまいことかしこみ神社にとけこんでいってるようで、扉のちとせの表情とかね、すごくいいと思うんです。ヒミコに対し、いい感じのお姉さんとして振る舞ってる。この人の気さくな感じ。これはすごく魅力的と思います。あとプライドとか、可愛いお嬢さんだなって思います。そしてもちろん他のネタも面白く、地デジカ、あれも妙におかしかった。この人は本当、うまいなって思います。
『かりあげクン』は、昔ながらの、時代を選ばない、流行に左右されない、そんなネタが基本なんだけど、アヒルぐちみたいな、思いがけない最近流行のネタ、去年あたりのブームですかね、そういうのも取り上げるんだからすごいな。そう思わされます。で、それをきっちりからかう、そんなところが『かりあげクン』の魅力だよなって。ただからかってるっていうよりも、これで可愛く思われようという、そういう心理を見透すみたいなところがうまいと思わせるところなのでしょう。
- 『まんがタウン』第12巻第8号(2011年8月号)
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