2007年8月4日土曜日

トランスフォーマー

 子供の頃に見ていたアニメ『トランスフォーマー』が実写映画になったんだそうで、監督はスティーブン・スピルバーグ。けれども私は、監督がどうこういうの関係なしに、とにかく見にいきたくって仕方がないのですよ。テレビを見ていたらどうしても目に留まってしまうコマーシャル。車が、重機が、戦闘機が次々と変形してロボットになる。この変形ってところだけでもう興奮してしまえるのが私という人間なんですね、実は。変形するロボットってかっこいいと思います。それも現実に存在するものをベースにして、そこから人型のロボットになるというのがいい。昔、私が子供だった頃は、変形と一口にいっても結構無理矢理なものがあって、変形したはいいけど腕も足も曲がらなくて立ちっぱなしとか、プロポーションも変だとか、けれど今はなんだか違うみたいですよね。なによりもかっこいいわ。これはやっぱり技術の進歩ってやつなのかなあ。そりゃたまには残念なものもありますけど、オプテイマスプライムなんか見ると、素直にかっこいいなあと思いますから。

そんなかっこいい映画『トランスフォーマー』は本日公開です。ほんと、見にいきたいものです。

しかし、私は『トランスフォーマー』がこうして映画になるなんて思いもよりませんでしたよ。確かに考えてみれば、アメコミ由来のヒーローがアニメになったり映画になったりして大人気というのはこれまでにも当然のようにあったことで、だからトランスフォーマーが実写映画になってもおかしくないといえばおかしくない。それをなんだか不思議と感じてしまうのは、アニメの印象があまりに強かったからかも知れません。

けど、映画のCMやムービートレーラーを見てると、そんな印象やら感傷やらはどうでもいいって感じになりまして、もう、とにもかくにもかっこいいんですよ。アニメではどうしてもある一定以上の現実感は出なかったですが、実写映画ともなるとそのインパクトは尋常でなく、車が、重機が、戦闘機がロボットになって戦うというそのスペクタクル! なんだか映画では人間の事情もろもろが関わるようで、それでもって恋愛うんぬんもあるようですけど、トレーラー見るかぎりにおいて、そんなんはもうどうでもいいといいきりたい。とにかくロボットがかっこよければいい。存分に動いて、戦ってくれればそれで充分じゃないですか。

トレーラー見て感動したのが、CMには出てこないオプティマスプライムですよ。オプティマスプライム、つまりコンボイ司令官なんですが、赤と青の特徴的なカラーがボディのあちこちに見える、その彼が、重厚感たっぷりに立ち回っているということが見て取れて、ロボット同士の激突なんかもすごい大迫力で、うわあ、これは是非劇場で観たいなんて思うわけですよ。いやあ、ほんと、どれほどに格好良く戦闘が描かれるのだろう。その想像だけでもうなんだかうはうは気分です。

ただ、なんとなく残念なのは、デストロンのボスであるメガトロンなんですが、拳銃じゃないんですね。多分リアルな銃のおもちゃを作ってしまうとアメリカで売れなくなってしまうとか、それにいくらなんでも小さすぎだろなど、問題がいろいろあったんでしょう。ならそれでいいから、せめて実在のメカでやって欲しかったなあと思います。別に実在のメカじゃないといけない決まりはありませんけど、やっぱり現実にあるやつがロボットにというのがトランスフォーマーの魅力だと思うものですから、というわけでスコルポノックあたりはちょっと魅力に欠けるかなあなんて思います。CM、トレーラー見るかぎりでは、めちゃくちゃかっこいいですけどね。

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