2006年9月1日金曜日

iAXE393 USB-Guitar

漫然と眺めていたRSSのヘッドラインに、USB端子搭載エレキギターなる文言を見つけまして、これ、実をいうとそんなに珍しいものではありません。実はギブソンからDigital Les Paulというギターが発表されてまして、それにはUSBが……、あれ、ついてないですね。ええと、調べてみると — 、ついてたのはRJ-45 Ethernetジャックでありました。わお、これもびっくりだな。

つまりこれらのギターがもくろんでるのはなにかといいますと、コンピュータを使った音楽制作環境(昔はデスクトップミュージック DTMっていったけど、最近はデジタルオーディオワークステーション DAWっていうらしい)においての使い勝手でしょう。ハイエンドを目指すならGibson Digital Les Paulでしょう(だって、各弦ごとの信号をばらでとれるらしい)けど、そこまではいいわ、ちょっと興味もあるし面白そうだしというくらいの動機で手を出すなら、断然BehringerのiAXE393 USB-Guitarがよさそうです。いうならば、USBオーディオインターフェイス内蔵ギターです。コードの取り回しがUSB一本ですむという手軽さがいいし、定価18,795円というおそろしい低廉価格も魅力だしで、実際中途半端に安ギターに手を出すくらいなら、思い切ってUSBギターというのはありだと思うのです。だって、オーディオインターフェイスがついている分お得感があります。

ギターとしての仕様はというと、22フレットメイプルネック、丈夫なボディ(?)、3シングルコイルピックアップ、トレモロ、5 Wayスイッチ、1ボリューム、2トーンだから、ストラトキャスターモデルと同等ですね。さらにはソフトケース、USBケーブルにストラップ、駄目押しのピック3枚がついてこの価格。これ、パソコンがすでに家にあるのなら、下手なギター入門セットを買うよりもずっといいんじゃないかと思います。ギターアンプはコンピュータが代用してくれるというわけで、安いアンプを小さな音で弾くのなら、絶対モデリングアンプを使ったほうがいいと思います。アンプはどんなに小さな奴でもスピーカーから音を出すのが前程になってるから、ヘッドホン使うとあんまりよくないし、かといって思いっきり鳴らすと近所迷惑になるし。その点、モデリングアンプを使うのなら、出音はヘッドホン(ギターにヘッドホン端子がついてます)、ギターの音は部屋を閉め切れば夜弾いてもなんとか問題ないレベルにまで落とせるでしょう(壁の薄いアパートとかなら無理かな?)。

だもんで、ちょっと欲しくなった。けど、すぐ考え直しました。私はせっかくオーディオインターフェイスもちゃんとしたの持ってるし、ギターもあるんだから、やるならギター - オーディオインターフェイス - PCというのが可能です。モデリングアンプは別途調達する必要があるけど、KRISTALというフリーでも使えるDAWがVSTプラグインを利用できるから、プラグインタイプのモデリングアンプを見つけてくればそれだけで遊べそうです。

とかいうて、私ぜんぜんエレキギターは弾いてないものなあ。私の場合は新しい楽器うんぬんいう前に、ある楽器を弾くことからはじめないといけません。でも、どうにも新しいものっていうのは興味を引くんですよね。悪い癖だと思います。

参考

0 件のコメント: